「ボディメンテは体に悪い」という噂を耳にして、飲むのをためらっていませんか?毎日のきつい練習に励む水泳選手や、そのサポートをする保護者の方にとって、口にするものの安全性や効果は非常に気になるところです。
特にコンディショニング飲料として注目されるボディメンテですが、一部で囁かれるネガティブな評判には、実は明確な理由と誤解が存在します。
この記事では、なぜそのような噂があるのかを解明し、水泳という競技特性においてボディメンテがどのようなメリットをもたらすのか、科学的な視点と現場の知見を交えてやさしく解説します。正しい知識を持って、ベストパフォーマンスを目指しましょう。
ボディメンテが「体に悪い」と言われる噂の真相

インターネットやSNSで「ボディメンテ 体に悪い」という検索候補を目にすると、誰でも不安になるものです。しかし、この言葉が独り歩きしている背景には、成分に対する不安や、味の好み、そして飲み方に関するいくつかの誤解が絡み合っています。まずは、なぜそのような噂が生まれたのか、その正体を一つひとつ丁寧に紐解いていきましょう。
人工甘味料に対する不安と誤解
ボディメンテが「体に悪い」と言われる最大の理由は、原材料に含まれる人工甘味料の存在です。成分表示を見ると「スクラロース」や「ステビア」といった名前が並んでいます。これらは砂糖の数百倍の甘みを持ちながらカロリーを抑えられるため、多くのダイエット飲料や健康食品で使用されています。
一部の人々は、人工甘味料に対して「自然ではない」「体に害があるのではないか」という漠然とした不安を抱いています。確かに、極端に大量摂取した場合には消化器官への影響などが議論されることもありますが、ボディメンテに含まれている量は、食品衛生法に基づいた安全な基準値内です。
むしろ、カロリーを抑えつつ飲みやすさを確保するために必要不可欠な成分であり、日常的に適量を飲む分には健康への悪影響を心配する必要はほとんどありません。「人工甘味料=悪」というイメージが先行してしまった結果の噂と言えるでしょう。
味の好みが分かれることによる「合わない」という印象
「体に悪い」という感想の中には、単純に「味が合わない」ことを表現しているケースも少なくありません。ボディメンテは、ポカリスエットのような甘みの強いスポーツドリンクとは異なり、「グリーンシトラス風味」という独特の味付けがされています。少しハーブのような香りや、後味に残るわずかな苦味を感じる人もいます。
この独特な風味を「薬っぽい」「化学的な味がする」と感じる人が一定数おり、そこから「体に悪そうな味がする」という感想につながっていることがあります。特に、甘いジュースに慣れている子供や選手にとっては、飲み慣れない味かもしれません。
しかし、この味は乳酸菌B240や電解質などの成分を飲みやすく調整した結果であり、決して危険な薬品の味ではありません。味覚は個人差が大きいため、一度飲んでみて「自分には合わない」と感じた人の声が、ネット上で大きく見えてしまっている側面があります。
飲み過ぎによる糖質や塩分の過剰摂取リスク
どんなに体に良いとされる飲み物でも、飲みすぎれば毒にもなり得ます。ボディメンテは「コンディショニング飲料」であり、水やお茶とは異なります。体液に近い電解質(塩分など)が含まれているため、運動をしていない状態でガブガブと大量に飲み続けると、塩分の摂りすぎになる可能性があります。
特に、腎臓に持病がある方や、医師から塩分制限を受けている方が、水代わりとして常飲することは推奨されません。これはボディメンテに限らず、すべてのスポーツドリンクに言えることです。
「体に悪い」という噂の一部は、このように「適切なシーン以外で大量に飲んだ場合」のリスクを指していることがあります。水泳の練習中や練習後など、汗をかいて体が水分と電解質を求めているタイミングであれば、むしろ体にとって必要な成分を補給する優れた飲料となります。
保存料や添加物についての正しい知識
現代の食生活において、保存料や添加物を気にする人は増えています。ボディメンテにも、酸味料や香料、調味料(アミノ酸)などが含まれています。これらを見て「添加物だらけだ」とネガティブな反応を示す人もいます。
しかし、これらの添加物は製品の品質を保ち、腐敗を防ぎ、美味しく飲むために必要なものです。もちろん、すべて国の厳しい基準をクリアした安全なものが使用されています。大塚製薬のような大手製薬会社が製造している製品であり、品質管理は非常に厳格に行われています。
「無添加こそが正義」という考え方もありますが、スポーツドリンクとしての機能を果たすためには、ある程度の調整が必要です。過剰に添加物を恐れるよりも、その飲料が持つ「機能」と「メリット」に目を向けることが、賢い選択につながります。
水泳選手にとってボディメンテがもたらすメリット

ネガティブな噂の誤解が解けたところで、次は「では、水泳選手にとってどんな良いことがあるのか」を見ていきましょう。実は、ボディメンテに含まれる成分やその設計思想は、過酷な環境でトレーニングを続けるスイマーにとって、非常に理にかなったものなのです。プールという特殊な環境だからこそ活きる、そのメリットを深掘りします。
乳酸菌B240が体調管理を強力にサポート
ボディメンテの最大の特徴であり、他のスポーツドリンクとの決定的な違いが「乳酸菌B240」の配合です。これは、タイ北部の伝統食「ミヤン(発酵茶)」から発見された植物由来の乳酸菌で、体調維持をサポートする働きが確認されています。
水泳選手は、激しいトレーニングによって一時的に免疫機能が低下しやすいと言われています。また、プールの塩素による刺激や、冷たい水の中での活動は、粘膜のバリア機能を弱らせる要因にもなります。風邪を引きやすかったり、喉を痛めやすかったりするスイマーは少なくありません。
乳酸菌B240は、こうしたリスクに備えるための強力な味方です。日々の体調を整え、ベストなコンディションで練習を継続できるようにサポートしてくれます。「休まないこと」が強くなるための第一歩である水泳選手にとって、この機能は非常に大きな意味を持ちます。
水分と電解質のバランスが水中の脱水を防ぐ
「プールの中にいるから喉は乾かない」というのは大きな間違いです。水中でも陸上と同じように汗をかいていますが、水に濡れているため気づきにくいだけです。気づかないうちに進行する「水中脱水」は、パフォーマンスの低下や足のつり(こむら返り)の原因となります。
ボディメンテは、体液に近いバランスで電解質(イオン)を含んでいます。これにより、真水やお茶を飲むよりも素早く体に吸収され、長時間体内に留まります。練習中の水分補給として非常に優秀な設計になっています。
特に、足をつりやすい選手にとっては、マグネシウムやカルシウムといったミネラルが含まれている点も見逃せません。練習の合間にこまめにボディメンテを摂取することで、最後まで質の高い泳ぎを維持することが期待できます。
低カロリーで体重管理が必要なスイマーにも安心
水泳は水の抵抗を受ける競技であるため、体重や体脂肪の管理がタイムに直結することがあります。パワーは落とさずに体を引き締めたいと考える選手にとって、飲み物からのカロリー摂取は悩みの種です。
一般的なスポーツドリンクはエネルギー補給を重視しているため、糖質が多くカロリーも高めな傾向があります。一方、ボディメンテ(ドリンクタイプ)は100mlあたり約18kcalと比較的低カロリーに抑えられています。これは一般的なスポーツドリンクの約6〜7割程度のカロリーです。
「練習中に甘いドリンクを飲むと太るのが心配」という女子選手や、減量期の選手でも、罪悪感なく水分と電解質の補給ができます。必要な栄養素は摂りつつ、余分なカロリーはカットできる点は、ボディメンテの大きなメリットの一つです。
ハードな練習後のリカバリーに役立つ成分
ボディメンテには、乳酸菌だけでなく、体作りに欠かせないアミノ酸(バリン・ロイシン・イソロイシン・アルギニン)も配合されています。これらは筋肉のリカバリーを助ける成分として知られています。
もちろん、プロテインなどの専用サプリメントに比べれば含有量は少ないですが、水分補給と同時にアミノ酸も摂取できるのは効率的です。練習が終わった直後の「ゴールデンタイム」に飲むことで、疲れた体の修復をスムーズにスタートさせることができます。
また、ゼリータイプのボディメンテ(ボディメンテ ゼリー)には、ホエイプロテインが10gも含まれています。より強力なリカバリーを求める場合は、練習中はドリンクタイプ、練習後はゼリータイプといった使い分けをすることで、さらに効果的なコンディショニングが可能になります。
ポカリスエットや他のドリンクとの違いを比較

大塚製薬には、あの有名な「ポカリスエット」があります。「同じ会社が作っているのに、何が違うの?」「結局どっちを飲めばいいの?」と迷う方も多いでしょう。ここでは、ポカリスエットや他の競合製品との違いを明確にし、水泳の現場でどのように使い分けるべきかを解説します。
ポカリスエットとの成分・目的の違い
ポカリスエットとボディメンテは、どちらも「水分と電解質の補給」という機能は共通していますが、その「開発目的」が大きく異なります。
●ポカリスエット
目的:失われた水分とエネルギーの「補給」。
特徴:発汗により失われた水分・電解質を素早く補い、エネルギー切れを防ぐための糖質もしっかり含んでいる。「回復」のためのドリンク。
●ボディメンテ
目的:リスクに備える「防御」と「調整」。
特徴:乳酸菌B240による体調管理と、低カロリーでの水分補給。日々のコンディションを整えるためのドリンク。
つまり、ポカリスエットは「マイナスをゼロに戻す」ためのものであり、ボディメンテは「ゼロをプラスにする、あるいはマイナスにならないように守る」ためのものと言えます。激しい練習でエネルギーが枯渇しそうな時はポカリスエット、毎日の体調維持にはボディメンテといったイメージです。
アミノバリューや他のスポーツドリンクとの使い分け
スポーツドリンクには他にも「アクエリアス」や、同じ大塚製薬の「アミノバリュー」などがあります。これらとの違いも理解しておくと、より戦略的なドリンク選びができます。
アミノバリューは、その名の通りBCAA(アミノ酸)の含有量が非常に高く、筋肉の持久力維持や疲労軽減に特化しています。大会本番や、特に強度の高いメインセットが続く日などは、アミノバリューが適している場合があります。
一方、一般的なアクエリアスなどは、アミノ酸やクエン酸を含みつつ、味もすっきりしており飲みやすいのが特徴です。機能的にはポカリスエットとボディメンテの中間的な立ち位置のものが多いですが、乳酸菌B240のような免疫ケアに特化した成分が入っているものは、ボディメンテ以外にはほとんどありません。「体調管理」を最優先にするなら、ボディメンテ一択となります。
カロリーと糖質量の比較表
数値で見ると、その違いはよりはっきりします。主なドリンクの100mlあたりの成分を比較してみましょう(数値は製品により多少前後します)。
| 製品名 | エネルギー | 炭水化物(糖質) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ポカリスエット | 25kcal | 6.2g | エネルギー補給重視 |
| ボディメンテ | 18kcal | 4.4g | 低カロリー・乳酸菌配合 |
| アクエリアス | 19kcal | 4.7g | バランス型 |
| アミノバリュー | 18kcal | 3.6g | BCAA高配合 |
このように、ボディメンテはカロリーが低めに設計されています。「ポカリは甘すぎて練習中に飲むと口がベタつく」と感じるスイマーにとって、ボディメンテのさっぱりとした糖質量は非常に扱いやすいと言えます。
どちらを選ぶべき?シーン別の推奨
結局のところ、どのドリンクを選ぶべきなのでしょうか。水泳選手の1日を想定して、シーン別のおすすめを整理しました。
1. 朝練習の前や日常の水分補給
おすすめ:ボディメンテ
朝は体温も低く、免疫も不安定になりがちです。乳酸菌B240を取り入れつつ、寝ている間に失われた水分を補給するのに最適です。
2. 激しい追い込み練習中(メインセット)
おすすめ:ポカリスエット
エネルギーを大量に消費する場面では、糖質がしっかり入ったポカリスエットで「ガス欠」を防ぐことが優先されます。
3. 練習後のケアや減量期
おすすめ:ボディメンテ
練習後の免疫ケアとして、またカロリーを抑えたい時期の水分補給として活躍します。風邪をひきやすい合宿中などもボディメンテが推奨されます。
水泳のパフォーマンスを高める効果的な飲み方

ボディメンテの効果を最大限に引き出すためには、「いつ」「どのように」飲むかが重要です。ただ喉が渇いたから飲むのではなく、戦略的に摂取することで、水泳のパフォーマンス向上につなげることができます。ここでは、スイマーにおすすめの具体的な飲み方を紹介します。
練習前・中・後のベストなタイミング
まず、ボディメンテを飲むタイミングとして最も意識したいのは「継続性」です。乳酸菌B240の効果は、薬のように飲んですぐに出るものではなく、毎日摂取し続けることで体調管理のベースが整っていきます。
練習前:
練習開始の30分〜1時間前に250ml〜500ml程度を摂取しましょう。あらかじめ体内の水分と電解質を満たしておき(ウォーターローディング)、乳酸菌も体に入れておくことで、練習中のダメージに備えます。
練習中:
プールサイドにボトルを持ち込み、こまめに一口ずつ飲みます。一気にガブ飲みするとお腹がタプタプになり、泳ぎにくくなるので注意が必要です。ボディメンテのさっぱりした味は、息が上がっている時でも飲みやすいはずです。
練習後:
練習が終わったら、失った水分を補うために飲みます。このタイミングで飲むことは、激しい運動後の免疫低下(オープンウィンドウ)をケアする意味でも非常に効果的です。
日常のコンディショニングとして飲む場合
水泳の練習がない日(オフの日)でも、ボディメンテを飲むことは推奨されます。なぜなら、体調管理は24時間365日続くものだからです。
例えば、毎朝の習慣にしたり、お風呂上がりの水分補給として取り入れたりするのがおすすめです。特に、重要な大会を控えている時期や、インフルエンザなどが流行する冬場、季節の変わり目などは、意識的に毎日1本飲むようにすると良いでしょう。「体を守るバリア」を常に張っておくイメージです。
試合当日の水分補給戦略
試合当日は、緊張やプレッシャーで胃腸の働きが弱くなることがあります。そんな時、甘すぎるドリンクや冷たすぎるドリンクは負担になります。
ボディメンテは低カロリーで後味もスッキリしているため、レース間の待ち時間や、招集所に向かう前の水分補給に適しています。口の中がベタつかないので、レース直前の不快感も軽減できます。
また、レース当日は会場が暑かったり、乾燥していたりすることが多いです。目に見えない発汗でコンディションを落とさないよう、レースの合間にチビチビとボディメンテを飲み続け、常に体内を潤しておくことが、決勝まで戦い抜くための鍵となります。
飲む際に注意すべき点と副作用の可能性

いくら良いものでも、使い方を間違えればトラブルの原因になります。特に繊細な感覚を持つ水泳選手にとっては、些細な変化が泳ぎに影響することもあります。最後に、ボディメンテを飲む際に気をつけておきたいポイントと、副作用の可能性について確認しておきましょう。
お腹が緩くなる可能性はあるのか
「スポーツドリンクを飲むとお腹が緩くなる」という選手が時々います。これには二つの原因が考えられます。一つは「冷たすぎること」、もう一つは「浸透圧」です。
冷たい飲み物を一気に大量に飲むと、胃腸が刺激されて下痢を起こしやすくなります。特に内臓が冷えやすいプールでの練習中は注意が必要です。常温に近い温度で飲むか、口の中で少し温めてから飲み込むようにすると良いでしょう。
また、ボディメンテに含まれる人工甘味料やマグネシウムなどの成分は、体質によっては大量摂取でお腹が緩くなることがあります。もし、練習中にお腹の調子が悪くなるようであれば、少し水で薄めて飲んでみるか、飲む量を調整してみてください。個人差が大きい部分なので、自分に合う濃度や量を見つけることが大切です。
薬との飲み合わせについて
基本的にボディメンテは「清涼飲料水」ですので、薬との飲み合わせで重大な副作用が起きることはまずありません。風邪薬や痛み止めなどを服用している期間中に飲んでも問題ないケースがほとんどです。
ただし、抗生物質など一部の薬には、ミネラル(カルシウムやマグネシウムなど)と一緒に摂ると吸収が悪くなるものがあります。ボディメンテにはミネラルが含まれていますので、薬を飲む際は「水」で飲み、その前後でボディメンテを楽しむようにするのが無難です。
注意:
高血圧や腎臓病などで、医師からカリウムや塩分の摂取制限を受けている場合は、必ず主治医に相談してから飲むようにしてください。
アレルギー体質の人が気をつけるべき成分
ボディメンテの原材料には、「乳成分」が含まれています(ホエイタンパク)。そのため、乳アレルギーを持っている方は飲むことができません。パッケージの裏面にあるアレルギー表示を必ず確認してください。
また、稀にですが、使用されている甘味料(スクラロース、ステビア)や香料などが体質に合わない人もいます。初めて飲む際は、練習のない日や自宅で少量から試し、体に異変がないかを確認してから本格的に導入することをおすすめします。
水泳の合宿や遠征先で初めて口にするのではなく、普段の生活の中で自分の体に合うかどうかをチェックしておくことが、リスク管理の基本です。
まとめ:ボディメンテは体に悪いわけではない!水泳生活への活用法
「ボディメンテは体に悪い」という噂について検証してきましたが、結論として、水泳選手にとってボディメンテは決して危険なものではなく、むしろ強力なサポート役となる優秀なドリンクであることがわかりました。
ネガティブな噂の多くは、人工甘味料への漠然とした不安や、味の好み、過剰摂取のリスクなどが混同されたものでした。正しい用法・用量を守れば、健康被害を心配する必要はありません。
水泳選手にとってのボディメンテの価値を振り返ります。
- 乳酸菌B240が、塩素やハードな練習で弱りがちな免疫機能をガードしてくれる。
- 適切な電解質バランスが、気づきにくい「水中脱水」を防ぎ、足のつりを予防する。
- 低カロリーなので、体重管理がシビアな選手でも安心して飲める。
- スッキリした味で、練習中でも口の中がベタつかない。
大切なのは、「魔法の飲み物」として頼りすぎることなく、日々の食事や睡眠といった基本的な体調管理の「プラスアルファ」として上手に活用することです。
毎日の練習カバンにボディメンテを一本忍ばせて、ウイルスや疲れに負けない強い体を作り上げてください。プールサイドで輝くあなたの姿を、この一本がきっと支えてくれるはずです。


