水泳の選手コースにかかる費用とは?初期費用から遠征費まで詳しく解説

水泳の選手コースにかかる費用とは?初期費用から遠征費まで詳しく解説
水泳の選手コースにかかる費用とは?初期費用から遠征費まで詳しく解説
子供・スクール・選手育成

お子さんがスイミングスクールから「選手コース」への推薦状をもらってきたとき、喜びとともに真っ先に頭をよぎるのは費用のことではないでしょうか。週に数回の習い事とは異なり、選手コースに入ると練習頻度も増え、それに伴い様々な出費が発生します。年間でどれくらいの金額が必要になるのか、家計への負担はどの程度なのか、具体的なイメージが湧かずに不安を感じている親御さんも多いはずです。

この記事では、水泳の選手コースで実際にかかる費用について、月謝などの固定費から、大会や遠征で発生する変動費、さらには見落としがちな用具代までを網羅して解説します。これから選手コースを目指す方や、迷っている方が安心して決断できるよう、具体的な内訳と心構えをお伝えします。大切なお子さんの挑戦を支えるために、まずは「お金」の現実をしっかりと把握しておきましょう。

  1. 水泳の選手コースに進む前に知っておきたい費用の全体像
    1. 通常コースと選手コースの月謝の違い
    2. 日本水泳連盟への選手登録費
    3. チーム指定のジャージやユニフォーム代
    4. 大会出場ごとに発生するエントリー費
  2. 毎月必ずかかる固定費と変動費の内訳
    1. 練習量に比例する交通費と送迎ガソリン代
    2. アスリートとしての体を作る食費とサプリメント
    3. 消耗の激しいゴーグルやキャップの買い替え
  3. 意外と高い?指定用品と競泳水着にかかるお金
    1. 1着数万円も!大会用「高速水着」の真実
    2. 毎日の練習用水着は耐久性重視で選ぶ
    3. パドル・フィン・シュノーケルなどの練習用具
  4. 大会参加や遠征・合宿で発生する大きな出費
    1. 大会会場への交通費と親の観戦費用
    2. 遠征時の宿泊費と引率コーチへの謝礼積立
    3. 春・夏・冬に行われる強化合宿の費用
    4. 全国大会(JOなど)出場時の特別経費
    5. 栄養管理のための補食代とお小遣い
  5. 金銭面以外で親にかかる負担と対策
    1. 早朝・深夜に及ぶ送迎とスケジュールの調整
    2. 土日祝日が潰れる大会の引率とボランティア
    3. 子供のメンタルケアと食事管理の重圧
  6. 選手コースの費用を抑えるための工夫と心構え
    1. 練習道具やジャージはお下がりを活用する
    2. ネット通販やセール時期を狙ってまとめ買い
    3. 費用対効果を考えた「投資」という視点を持つ
  7. まとめ:水泳の選手コースの費用は投資!子供の成長を支えるために

水泳の選手コースに進む前に知っておきたい費用の全体像

水泳の選手コースに進むとなると、これまでの「習い事」としてのスイミングとは、費用の桁が変わってくることがあります。単に月謝が上がるだけではなく、これまで必要のなかった登録料や、指定用品の購入など、初期段階から様々なコストが発生するからです。

まずは、選手コースに在籍する上で、どのようなカテゴリーの費用が必要になるのか、その全体像を把握しましょう。大きく分けると、毎月かかる「月謝」、年単位でかかる「登録費」、そして都度発生する「大会・用品費」の3つに分類されます。これらを事前に理解しておくことで、年間の予算計画が立てやすくなります。

通常コースと選手コースの月謝の違い

最もわかりやすい変化は、毎月の月謝です。通常コース(週1〜2回)の場合、月額7,000円〜9,000円程度が相場ですが、選手コースになると練習回数が週5〜6回、あるいは毎日となるため、当然ながら金額は上がります。

一般的に、選手コースの月謝は10,000円〜15,000円程度が相場と言われています。スクールによっては、「選手育成コース」と「選手コース」で段階が分かれており、レベルが上がるごとに料金設定が高くなる場合もあります。また、これに加えて「施設維持費」や「冷暖房費」が別途請求されることも多いため、毎月の引き落とし額は12,000円〜18,000円ほどを見ておくと安心です。

ただし、練習時間あたりの単価で考えると、毎日数時間泳げてこの価格設定は、他のスポーツの専門コースと比較しても決して高くはありません。コーチの指導時間やプールという特殊な施設を利用することを考えると、コストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう。

日本水泳連盟への選手登録費

選手コースに入り、公認大会(日本水泳連盟が公認する記録会や大会)に出場するためには、「競技者登録」が必要になります。これは通常コースでは発生しない、選手特有の費用です。

登録費は年度ごとに更新が必要で、区分(小学生、中学生、高校生など)によって異なりますが、おおよそ年間で数千円程度です。この登録を行うことで、公式記録としてタイムが認定されるようになり、全国大会やジュニアオリンピックなどの上位大会への道が開かれます。

多くのスクールでは、4月の年度初めに年会費や保険料と一緒にこの登録費が徴収されます。初めての春には、月謝に加えてまとまった金額の引き落としがあることを覚えておきましょう。

チーム指定のジャージやユニフォーム代

選手コースの一員になると、チームとしての帰属意識を高めるために、お揃いのジャージやユニフォーム(Tシャツ、短パンなど)の購入が必須となることがほとんどです。大会会場では、これらを着用して行動することがルールとなっているスクールが多いからです。

メーカー品のしっかりとしたジャージ上下セットの場合、15,000円〜25,000円程度かかることも珍しくありません。さらに、チーム名が入ったスイムキャップ(シリコン製など)や、チーム指定のエナメルバッグやリュックサックも揃える必要があります。

これらは初期投資として大きな出費になりますが、一度購入すればサイズアウトするまで数年は使用できます。兄弟がいる家庭ではお下がりを活用したり、先輩から譲り受けたりして費用を抑える工夫をしているケースも見られます。

大会出場ごとに発生するエントリー費

選手コースの目的は、練習の成果を大会で発揮し、タイムを縮めることです。そのため、月に1〜2回程度、あるいはシーズンによってはそれ以上の頻度で大会に出場することになります。

大会に出るためには、1種目ごとに「エントリー費(参加費)」がかかります。地域の小規模な大会であれば1種目800円〜1,500円程度ですが、大きな公認大会になるともう少し高くなる場合もあります。通常、1大会につき2種目〜3種目にエントリーすることが多いため、1回の大会で数千円の出費となります。

さらに、大会によっては「プログラム代」や「IDカード発行手数料」などが別途必要になることもあります。これらは都度払いではなく、スクールを通じて後日まとめて請求されることが一般的ですので、毎月の請求書の内訳をしっかり確認しておくことが大切です。

毎月必ずかかる固定費と変動費の内訳

選手コースでの活動が本格化すると、家計における固定費の割合が増加します。スクールに支払うお金だけでなく、日々の生活の中で「水泳のために」消えていくお金も無視できません。ここでは、毎月継続的に発生する費用について、もう少し踏み込んで見ていきましょう。

特に、成長期のお子さんを抱える家庭では、食費や消耗品費などの変動費が意外と大きなウェイトを占めるようになります。見えない出費を把握しておくことが、長く競技を続けるための秘訣です。

練習量に比例する交通費と送迎ガソリン代

選手コースになると、週5回以上の練習が当たり前になります。スクールのバスを利用する場合、週ごとの利用回数が増えるため、バス代の設定が高くなることがあります。しかし、選手コースの練習時間は夜遅くなることが多く、バスの運行時間外となるため、親御さんの車送迎が必須になるケースが大半です。

自宅とスクールの往復が毎日発生するため、ガソリン代の負担は確実に増えます。また、都心部のスクールに通う場合、駐車場代がかかることもあります。待ち時間に買い物をして余計な出費をしてしまう、といった「ついで買い」も家計への隠れたダメージとなり得ます。

節約のポイント:
同じチームの近所の家庭と協力して、送迎を当番制にする「乗り合い」を行っている親御さんもいます。ガソリン代の節約だけでなく、親同士の負担軽減や情報交換の場としても有効です。

アスリートとしての体を作る食費とサプリメント

激しい練習をこなす選手コースの子供たちは、とにかくお腹が減ります。消費したカロリーを補い、強い体を作るためには、通常の食事に加えて補食やおやつ、プロテインなどのサプリメントが必要になります。

練習直後に食べるおにぎりやエネルギーゼリー、帰宅後のしっかりとした夕食など、食費は目に見えて増加します。特に、体を大きくしたい時期や、タイムが伸び悩んでいる時期には、高タンパク質の食材や質の良いサプリメントを取り入れる家庭も多く、月額で数千円から1万円以上のプラスになることも珍しくありません。

「食べることもトレーニング」と言われる水泳において、食費は決して削れない投資です。安価で栄養価の高い鶏胸肉や卵を活用するなど、メニューの工夫でコストをコントロールするスキルも求められます。

消耗の激しいゴーグルやキャップの買い替え

水泳は道具が少ないスポーツだと思われがちですが、毎日塩素の入ったプールで何時間も泳ぐため、道具の劣化スピードは想像以上に早いです。特にゴーグルとキャップは消耗品と割り切る必要があります。

ゴーグルのゴムが切れたり、レンズの曇り止め効果がなくなったりするため、数ヶ月に一度は買い替えが必要です。また、シリコンキャップも着脱を繰り返すうちに裂けてしまうことがあります。一つ一つは2,000円〜3,000円程度ですが、年間を通すと地味に痛い出費となります。

予備を持っていないと、練習中や大会当日に破損した際にパニックになるため、常にストックを用意しておく必要があります。セール時期にまとめて購入しておくのが賢いやり方です。

意外と高い?指定用品と競泳水着にかかるお金

水泳の費用で最も親御さんを驚かせるのが、「競泳用水着(高速水着)」の値段かもしれません。練習用水着と大会用水着は全く別物であり、タイムを縮めるためには高性能な水着が必要不可欠となります。ここでは、水着や練習用具にかかる具体的な費用について解説します。

これらは一度買えば終わりではなく、サイズアウトや経年劣化によって定期的な買い替えが発生します。成長期の子供の場合、1年も経たずにサイズが合わなくなることも多々あります。

1着数万円も!大会用「高速水着」の真実

選手コースに入り、ある程度のレベル(地方大会決勝や全国大会レベル)になると、いわゆる「高速水着」と呼ばれる布帛(ふはく)素材の水着を着用するようになります。これは、水を弾き、筋肉のブレを抑えて流水抵抗を極限まで減らすためのハイテク水着です。

この高速水着ですが、1着30,000円〜50,000円以上することも珍しくありません。しかも、その性能を維持できるのは数回〜十数回の着用までと言われています。着用するたびに撥水効果が落ち、生地が伸びて着圧が弱まるためです。

そのため、トップ選手になると「予選用」「決勝用」と使い分けたり、大事な大会に合わせて新品をおろしたりします。小学生のうちはそこまで高価なものは必要ない場合も多いですが、中学生、高校生と上がるにつれて、水着代の負担は大きくなっていきます。

毎日の練習用水着は耐久性重視で選ぶ

大会用水着が高価で寿命が短いのに対し、日々の練習で使う水着(トレーニング水着)は、耐久性が命です。「タフスーツ」と呼ばれる、塩素に強く長持ちする素材の水着を選ぶのが一般的です。

練習用水着の価格は、4,000円〜8,000円程度です。毎日泳ぐ選手は、洗い替えのために最低でも2〜3着は持っておく必要があります。最近はおしゃれなデザインのものも多く、子供たちのモチベーションアップアイテムとしても機能しています。

練習用水着は、ネットショップのセールや型落ち品を狙えば半額近くで購入できることもあります。デザインにこだわらなければ、大幅にコストダウンできるポイントです。

パドル・フィン・シュノーケルなどの練習用具

選手コースの練習では、単に泳ぐだけでなく、様々な道具を使ってフォームを矯正したり、筋力を強化したりします。これらの道具(ドリル用品)は、基本的に個人持ちとなります。

代表的なものとしては、手につける「パドル」、足につける「フィン」、顔を水につけたまま呼吸できる「シュノーケル」、足に挟む「プルブイ」、足首を固定する「プルバンド」などがあります。これらを全て揃えると、15,000円〜20,000円程度になります。

これらの道具はプラスチックやゴム製で比較的長持ちしますが、足のサイズが大きくなればフィンの買い替えが必要ですし、ゴム部分が劣化すれば交換が必要です。全てを入れるためのメッシュバッグも必要になります。

大会参加や遠征・合宿で発生する大きな出費

選手コースの費用の中で、家計に一時的かつ大きなインパクトを与えるのが、大会遠征費と合宿費です。これらは「イベント費」として、毎月の月謝とは別に数十万円単位の予算を確保しておく必要があります。特に子供が強くなればなるほど、遠くの大会へ行く機会が増え、費用も嵩んでいきます。

「全国大会出場!」はおめでたいことですが、同時に親御さんにとっては「遠征費の捻出」という嬉しい悲鳴でもあります。ここでは、大会や合宿に関連する具体的な出費項目を詳しく見ていきましょう。

大会会場への交通費と親の観戦費用

地元の市民プールで行われる大会であればガソリン代程度で済みますが、県大会やブロック大会となると、会場が遠方になることがあります。スクールのバスで移動する場合はバス代が徴収されますし、現地集合の場合は電車賃や高速代がかかります。

また、忘れてはいけないのが「親の交通費」です。子供の応援に行く場合、当然ながら親の移動費も発生します。さらに、会場によっては駐車場代が1日1,000円以上かかることもありますし、入場料が必要な大会もあります。朝早くから夕方までかかるため、親自身の昼食代や飲み物代も積もり積もれば無視できない金額になります。

遠征時の宿泊費と引率コーチへの謝礼積立

泊まりがけの遠征になると、宿泊費が発生します。子供たちはチームでまとめてホテルを予約しますが、1泊2食付きで10,000円〜15,000円程度が相場です。これに往復の交通費が加わるため、1回の遠征で30,000円〜50,000円ほど飛んでいくこともあります。

さらに、多くのスクールでは「引率コーチの経費」を参加者全員で頭割りして負担するシステムをとっています。コーチの交通費、宿泊費、日当などを、遠征に参加する選手の家庭で分担するのです。この費用は参加人数によって変動しますが、少人数の遠征だと一人当たりの負担額が大きくなる傾向があります。

春・夏・冬に行われる強化合宿の費用

学校の長期休暇(春休み、夏休み、冬休み)に合わせて、強化合宿が行われるのが通例です。普段のプールを離れて長水路(50mプール)のある施設へ行ったり、高地トレーニングを行ったりします。

合宿の期間は3泊4日から、長い場合は1週間近くに及ぶこともあります。費用は期間や場所によりますが、50,000円〜100,000円前後が一般的です。年に2〜3回参加すると、合宿費だけで年間20万円前後の出費となります。

合宿は強制参加ではないスクールもありますが、チームの結束を高め、集中して練習できる貴重な機会であるため、基本的には「参加するもの」という空気があるのが実情です。

全国大会(JOなど)出場時の特別経費

ジュニアスイマーの憧れである「ジュニアオリンピック(JO)」や「全国中学」「インターハイ」などに出場が決まると、遠征費に加えて記念品代などの特別経費がかかることがあります。

出場記念のTシャツやポロシャツ、チームで作る横断幕の寄付、または壮行会費用などが発生する場合もあります。また、全国大会は東京や大阪などの大都市で開催されることが多く、地方から参加する場合は交通費と宿泊費が跳ね上がります。

ただし、自治体や学校、所属スクールから「激励金」や「遠征補助金」が出たり、優秀な成績を収めるとメーカーから物品提供が受けられるケース(モニター契約など)もごく稀にあります。

栄養管理のための補食代とお小遣い

遠征や合宿では、食事以外にも飲み物や補食を自分で購入する必要があります。スポーツドリンクの粉末を持参させたり、ゼリー飲料を箱買いして持たせたりする準備費用もかかります。

また、現地でのお土産代や、緊急時のための予備費としてお小遣いを持たせる必要もあります。金額はチームのルールで決められていることが多いですが、数千円程度を持たせることが一般的です。これら細々とした出費も、回数が重なれば大きな額になります。

金銭面以外で親にかかる負担と対策

ここまで費用の話を中心にしてきましたが、水泳の選手コースにおいて親御さんが直面するのは、金銭的な負担だけではありません。むしろ、「時間」と「労力」の負担の方が大変だと感じる家庭も多いのです。

費用を稼ぐために仕事を増やしたいけれど、送迎のために時間が取れない……というジレンマに陥ることもあります。ここでは、お金以外の負担と、それをどう乗り越えていくかについて触れておきます。

早朝・深夜に及ぶ送迎とスケジュールの調整

選手コースの練習は過酷です。朝練があれば朝5時起きで送り出し、夜練があれば帰宅は21時、22時になることもザラです。親の生活リズムも完全に子供の水泳中心になります。

特に共働きの家庭では、誰が送迎を担当するのか、仕事の時間をどう調整するのかが大きな課題となります。祖父母の協力を仰いだり、ファミリーサポートを利用したりと、家族総出でサポート体制を整える必要があります。

練習の待ち時間を有効活用するために、車の中でパソコン仕事ができる環境を整えたり、資格の勉強をしたりする親御さんもいます。

土日祝日が潰れる大会の引率とボランティア

大会は基本的に土日祝日に開催されます。朝早くから場所取りのために並び、一日中蒸し暑いプールサイドで観戦し、我が子の出番(ほんの数分)を待つことになります。家族旅行やレジャーの計画は立てにくくなり、兄弟がいる場合は、兄弟をどうするかも問題になります。

また、大会の運営には各スクールからボランティアスタッフを出すことが義務付けられている場合があり、「計時係」や「召集係」として親が駆り出されることもあります。これらは肉体的にも精神的にもハードですが、間近で子供の泳ぎを見られるというメリットもあります。

子供のメンタルケアと食事管理の重圧

選手コースは競争の世界です。タイムが伸びずに落ち込んだり、コーチに叱られて泣いて帰ってきたりすることもあります。そんな時、家庭でどのように励まし、サポートするかが重要になります。

また、「食事もトレーニング」という意識から、毎日の献立にプレッシャーを感じるお母さん、お父さんもいます。「バランス良く作らなきゃ」「もっと食べさせなきゃ」と気負いすぎると、親の方が疲れてしまいます。時には手抜きをしたり、市販のお惣菜をうまく活用したりして、息抜きをすることも大切です。

選手コースの費用を抑えるための工夫と心構え

選手コースにかかる費用は決して安くはありませんが、工夫次第で無駄な出費を抑えることは可能です。全てを新品、最高級品で揃える必要はありません。ここでは、先輩ママ・パパたちが実践している節約術や、費用に対する考え方を紹介します。

大切なのは、「かけるべきところ」と「抑えるところ」のメリハリをつけることです。子供のモチベーションやパフォーマンスに影響しない範囲で、賢くやり繰りしていきましょう。

練習道具やジャージはお下がりを活用する

チームジャージやエナメルバッグは、丈夫に作られているため、数年使っても綺麗に残っていることが多いです。卒業する先輩や、サイズアウトしたチームメイトから譲り受けることができれば、数万円の節約になります。

普段から親同士でコミュニケーションを取っておくと、「もう着られないジャージあるけど、どう?」と声をかけてもらいやすくなります。フリマアプリなどを利用するのも一つの手ですが、チーム指定の旧モデルなどはスクールで禁止されていないか確認してから購入しましょう。

ネット通販やセール時期を狙ってまとめ買い

消耗品である練習用水着、ゴーグル、キャップ、プロテインなどは、実店舗よりもネット通販の方が安く手に入ることが多いです。Amazonや楽天のセール時期、ポイント還元率が高い日を狙ってまとめ買いをしておきましょう。

特に練習用水着は、昨シーズンのモデル(型落ち品)であれば、性能は変わらないのに大幅に安くなっていることがあります。デザインに強いこだわりがなければ、こういったセール品を積極的に活用するのが賢い選択です。

費用対効果を考えた「投資」という視点を持つ

いくら節約しても、どうしてもかかる費用はあります。しかし、それを単なる「消費」ではなく、子供の人間的成長への「投資」と捉えてみてはどうでしょうか。

水泳の選手コースで得られる経験――目標に向かって努力する継続力、ライバルと切磋琢磨する競争心、タイムという客観的な結果と向き合う強さ、礼儀や感謝の心――は、学校生活だけでは得難い貴重な財産です。これらのスキルは、将来受験や社会に出た時に必ず役に立ちます。

「高い月謝を払っているのだから結果を出して!」とプレッシャーをかけるのではなく、「これだけの経験ができているなら安いものだ」と親がデンと構えている方が、結果的に子供も伸び伸びと泳げるようになります。

まとめ:水泳の選手コースの費用は投資!子供の成長を支えるために

まとめ
まとめ

水泳の選手コースにかかる費用について、月謝などの固定費から、大会・遠征費、そして用具代に至るまで詳しく解説してきました。年間を通して見ると、数十万円から、レベルによってはそれ以上の金額が必要になる現実があります。

記事のポイントを振り返ります。

初期費用 登録費、チームジャージ、練習道具一式で数万円〜の出費が発生。
月々の費用 月謝(1.0〜1.5万円)+交通費+食費+消耗品費で固定費がアップ。
大きな出費 大会エントリー費、遠征費、合宿費、高速水着代(3〜5万円)。
親の負担 送迎の時間調整、大会の引率・ボランティア、食事・メンタル管理。
節約の工夫 お下がりの活用、セールでのまとめ買い、親同士の協力。

金額だけを見ると尻込みしてしまうかもしれませんが、選手コースで培われる体力や精神力、そして親子で一つの目標に向かって走る時間は、何にも代えがたいプライスレスな経験です。

費用については、事前に大まかな年間予算を把握し、積み立てをしておくなどの対策をとることで、急な出費にも慌てずに対応できます。まずはスクールのコーチや先輩保護者に、具体的な金額やスケジュールを聞いてみることから始めてみましょう。子供の「速くなりたい!」という純粋な思いを、無理のない範囲で、しかし全力で応援してあげてください。

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