水泳25mタイム平均は?年代別・レベル別の目安と速くなるコツを徹底解説

水泳25mタイム平均は?年代別・レベル別の目安と速くなるコツを徹底解説
水泳25mタイム平均は?年代別・レベル別の目安と速くなるコツを徹底解説
知識・ルール・タイム・大会

「久しぶりにプールで泳いでみたけれど、自分のタイムって普通なのかな?」「子供の進級テストの結果、これって平均より速いの?」水泳をしていると、25mの平均タイムがどのくらいなのか気になりますよね。フィットネスクラブで健康のために泳ぐ方から、学校の授業で頑張るお子さんまで、目標となる基準を知ることはモチベーションアップにつながります。

この記事では、水泳25mの平均タイムを年代別・性別・泳ぎ方別にご紹介し、無理なくタイムを縮めるためのポイントもわかりやすく解説します。

水泳25mタイム平均とは?一般成人の目安を知ろう

まずは、大人の一般スイマーにおける25mの平均タイムについて解説します。水泳は陸上のランニングと違い、年齢による体力の衰えよりも「技術(テクニック)」がタイムに大きく影響するスポーツです。そのため、平均値には個人差が大きく出ますが、フィットネスクラブなどで定期的に泳いでいる方を基準とした目安を見ていきましょう。

成人男性の平均タイム目安

一般的に、趣味や健康維持で水泳をしている成人男性の場合、クロール25mのタイムは20秒から30秒程度がひとつのボリュームゾーンと言われています。

学生時代に水泳経験がある方や、日常的にトレーニングを積んでいる中級者であれば、15秒台から18秒台で泳ぐ方も少なくありません。一方で、大人になってから水泳を始めた方や、リラックスして泳ぐことを目的としている方の場合は、30秒前後が無理のない平均的なペースとなります。

年齢別に見ても、20代と50代で極端な差がつかないのが水泳の特徴です。筋力は加齢とともに落ちますが、水の抵抗を減らすテクニックがあれば、年齢を重ねても20秒台前半をキープすることは十分に可能です。

成人女性の平均タイム目安

成人女性の場合、クロール25mのタイムは25秒から35秒程度が一般的な平均の目安となります。

女性は男性に比べて筋肉量が少ない傾向にありますが、体脂肪率の関係で「浮力」を得やすいというメリットがあります。そのため、力任せに泳ぐのではなく、きれいなフォームでスーッと伸びるように泳ぐ方は、軽い力でも驚くほど速いタイムが出ることがあります。

初心者の方であれば、まずは40秒を切ることを最初の目標にすると良いでしょう。慣れてくれば30秒の壁は自然と越えられるようになります。ダイエットや健康目的でゆっくり泳ぐ場合は、タイムを気にしすぎず、有酸素運動として継続できるペース(35秒〜45秒など)を維持するのも素晴らしいスタイルです。

「泳げる」と「速く泳げる」の違い

平均タイムを見る際に重要なのが、その人が「どのレベルで泳いでいるか」という前提条件です。「25mを必死に泳ぎ切る」段階と、「何本でも続けて泳げる」段階では、同じ25mでも意味合いが全く異なります。

初心者のうちは、無呼吸に近い状態で全力疾走のように泳げば速いタイムが出ることもありますが、それではすぐにバテてしまいます。逆に上級者は、見た目はゆったり優雅に泳いでいるのに、計ってみるとタイムが速いという現象が起きます。

これは「ストローク(手のかき)」の効率が良いからです。平均タイムを目指す際は、ただガムシャラに腕を回すのではなく、いかに楽に、効率よく進んでいるかを意識することが大切です。

大人の25mクロール目標設定の例

・初級者:30秒〜40秒(まずは完泳を目指す)

・中級者:20秒〜25秒(フォームを整えてペースアップ)

・上級者:15秒〜19秒(マスターズ大会などを視野に)

小学生・中学生の25m平均タイムと発達段階

次に、お子さんの平均タイムについてです。学校の体育の授業やスイミングスクールでの進級テストなど、子供たちにとってタイムは大きな関心事です。文部科学省の体力テストのデータや、一般的なスイミングスクールの進級基準などを参考に、学年ごとの傾向を見ていきましょう。

小学校低学年(1〜2年生)の目安

小学校低学年のうちは、まだ本格的なタイム測定を行わない学校も多いですが、スイミングスクールに通っているお子さんの場合、クロール25mで30秒前後がひとつの目安になります。

この時期は、速さよりも「水に慣れること」「恐怖心を持たないこと」が最優先です。まだ筋力が十分に発達していないため、無理に速く泳ごうとするとフォームが崩れやすくなります。「けのび」の姿勢でしっかり浮くことができれば、それだけでタイムは自然と縮まっていきます。

女子の方が発育が早い傾向にありますが、低学年のうちは男女差はあまり大きくありません。まずは「25mを足をつかずに泳ぎ切れた」という達成感を大切にしてあげてください。

小学校高学年(5〜6年生)の目安

高学年になると体格もしっかりしてきて、タイムが飛躍的に伸びる時期です。クロール25mの平均タイムは、男子・女子ともに20秒〜24秒程度が多くなります。

運動が得意な子やスイミングスクール経験者であれば、10秒台後半をマークすることも珍しくありません。逆に、水泳が苦手な子にとっては25mを泳ぎ切ること自体がハードルとなる場合もあり、クラス内での個人差が非常に大きくなるのがこの時期の特徴です。

学校の水泳授業では、タイムだけでなく「正しいフォームで泳げているか」も評価の対象になります。速いけれどバタ足が激しすぎる泳ぎより、少しゆっくりでも息継ぎがスムーズな泳ぎの方が、中学校以降の水泳につながります。

中学生・高校生の目安

中学生・高校生になると、第二次性徴により筋肉量が大幅に増え、大人の記録に近づいていきます。水泳部に所属していない一般生徒の平均でも、男子は15秒〜20秒、女子は18秒〜23秒程度で泳ぐ生徒が増えてきます。

特に男子はパワーがつくため、技術が多少荒削りでも力強いストロークでタイムを短縮できる場合があります。一方で女子は、体脂肪の増加に伴い浮力が増すため、効率の良いフォームを身につけている生徒は疲れずに速く泳ぐことができます。

水泳部などの競泳選手レベルになると、中高生でも男子は11秒〜13秒台、女子は12秒〜14秒台という驚異的なスピードで泳ぎます。これは一般の平均とは全く別の世界ですので、比較して落ち込む必要はありません。

スイミングスクールの進級基準(資格級)

多くのスイミングスクールでは、日本水泳連盟が定めた「泳力検定(資格級)」などの基準を参考に独自の進級テストを行っています。

例えば、4泳法(クロール・背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライ)を習得した後のタイム計測クラスでは、年齢ごとに詳細な標準タイムが設定されています。9歳〜10歳でクロール25mを22秒、11歳〜12歳で20秒を切ると「上級」とみなされるケースが多いようです。

スクールに通っている場合は、周りの友達との比較ではなく、この「検定タイム」をクリアすることを目標にすると、自分自身の成長を実感しやすくなります。

補足:平均タイムのデータの見方

学校のデータは「泳げる生徒」と「泳げない生徒」が混ざった平均値になることがありますが、スイミングスクールのデータは「泳ぎ方を習った子」の中での平均値です。どちらの環境で泳いでいるかによって、基準となるタイムの感覚は異なります。

泳ぎ方(種目)による平均タイムの違い

水泳には4つの主要な泳ぎ方(4泳法)がありますが、それぞれの泳法によってスピードが出る仕組みが違うため、平均タイムも大きく異なります。ここでは、それぞれの種目の特性と、一般スイマーの平均的なタイム差について解説します。

クロール(自由形)

最もスピードが出るのがクロールです。一般的に「水泳のタイム」という話題が出た場合、特に指定がなければクロールのことを指すことがほとんどです。

クロールは常に片方の腕が水をかいている状態を作れるため、推進力が途切れにくいのが特徴です。そのため、他の泳法と比較して最も速いタイムが出ます。初心者が最初に目標にする「25m 30秒」という壁も、まずはクロールで目指すのが一般的です。

平泳ぎ

平泳ぎは4泳法の中で最もスピードが遅い泳ぎ方です。クロールと比較すると、一般の方でプラス5秒〜10秒程度タイムが遅くなる傾向があります。

例えば、クロールで25秒の方は、平泳ぎだと30秒〜35秒くらいになるイメージです。平泳ぎは、手と足の動作の間に「伸びる(グライド)」時間があるため、どうしても推進力が途切れる瞬間が生まれます。しかし、水の抵抗をうまく減らす技術があれば、体力の消耗を抑えつつ、意外なほどのスピードで泳ぐことも可能です。

背泳ぎ

背泳ぎのタイムは、クロールよりも少し遅く、平泳ぎよりは速いという位置づけが一般的です。クロールに対してプラス3秒〜5秒程度が目安となります。

顔が水面に出ているため呼吸は楽ですが、進行方向が見えないことや、コースロープにぶつかる不安から、思い切って泳げない初心者の方も多い種目です。まっすぐに泳ぐ技術と、安定したバタ足(キック)が維持できれば、クロールに近いタイムを出すことも難しくありません。

バタフライ

バタフライは非常にダイナミックで、瞬間的なスピードはクロールに次ぐ速さを誇ります。しかし、体力の消耗が激しく、高度な技術が必要なため、一般スイマーの平均タイムには大きなばらつきがあります。

上手に泳げる人であればクロールに近いタイムが出ますが、フォームが安定していないと水の抵抗をまともに受けてしまい、平泳ぎより遅くなってしまうこともあります。また、25mを泳ぎ切るだけで精一杯というケースも多いため、平均タイムを気にするよりは、まずは「リズムよく完泳できること」が評価される種目と言えます。

脱初心者!25mタイムを縮めるための練習のコツ

「平均タイムよりも遅かった…」「もっと楽に速く泳ぎたい」という方のために、明日から実践できるタイム短縮のコツを5つ紹介します。筋力トレーニングをしなくても、ちょっとした意識の変化で数秒縮まることはよくあります。

壁を強く蹴る「けのび」の改善

25mという短い距離において、スタート直後の「壁蹴り」と「けのび」はタイムに直結する超重要ポイントです。

壁を蹴った後の最初の5mは、泳ぐよりも速いスピードが出ています。このスピードを殺さないように、両手を頭の後ろでしっかり組み、身体を一本の棒のように細くして(ストリームライン)、水面近くをスーッと進みましょう。泳ぎ始める前にしっかりスピードに乗るだけで、簡単に1〜2秒は短縮できます。

呼吸動作をコンパクトにする

初心者がタイムを落とす最大の原因は「呼吸」です。息を吸おうとして顔を上げすぎると、下半身が沈んでしまい、大きなブレーキ(抵抗)がかかります。

呼吸時は「顔を横に向けるだけ」を意識し、片方のゴーグルが水の中に入っているくらいの低い位置で息を継ぐのが理想です。また、息を吸うことよりも、水中で鼻からしっかり「吐く」ことに集中すると、苦しくならずにスムーズな呼吸のリズムが作れます。

バタ足は「太もも」から動かす

バタ足(キック)で前に進もうとして、膝を曲げてパシャパシャと水面を叩いていませんか?これでは推進力が生まれず、ただ疲れるだけになってしまいます。

キックは足先ではなく、足の付け根(太もも)から鞭(ムチ)のようにしなやかに動かすのがコツです。水面を叩くのではなく、水を押すイメージを持ちましょう。下半身が浮けば、水の抵抗が減り、腕のかきによる推進力が無駄なく発揮されます。

手のひらだけでなく「腕全体」で水を捉える

水をかく(プル)動作では、手のひらだけで水を撫でるのではなく、前腕(肘から手首まで)全体を使って水を後ろに押し出す感覚が大切です。

専門用語で「キャッチ」と呼ばれる動作ですが、水をしっかり掴んで、それを太ももの横まで運び切ることで、ひとがきで進む距離が伸びます。ストローク数を減らしてタイムが縮まれば、それだけ効率よく泳げている証拠です。

力み(りきみ)を抜いてリラックスする

最後に一番大切なのが「リラックス」です。「速く泳ごう!」と意気込むと、どうしても身体に力が入り、筋肉が硬くなります。硬くなった筋肉は水に沈みやすくなり、動きもギクシャクしてしまいます。

トップスイマーの泳ぎを見ると、驚くほど力が抜けているように見えます。水に身を任せ、必要な瞬間だけ力を入れるようなメリハリのある泳ぎが、結果的に一番速いタイムを生み出します。

ポイント:まずは「頑張って泳ぐ」のをやめて、「きれいに泳ぐ」ことを意識してみましょう。それがタイム短縮への近道です。

まとめ:水泳25mタイム平均を知って目標を立てよう

まとめ
まとめ

水泳の25m平均タイムについて、年代別やレベル別の目安、そしてタイムを縮めるためのポイントを解説してきました。ご自身のタイムと比較して、新しい発見はありましたでしょうか。

この記事の要点を振り返ります。

・成人男性のクロール平均は20〜30秒、女性は25〜35秒が目安。

・小学生高学年になると20秒前後で泳ぐ子が増え、中高生で大人の記録に近づく。

・種目別ではクロールが最も速く、平泳ぎは+5〜10秒ほどかかるのが一般的。

・速く泳ぐためには、筋力よりも「抵抗を減らす姿勢」や「効率の良い呼吸」が重要。

水泳のタイムは、単なる数字ではありません。自分の泳ぎがどれだけ効率よくなっているか、技術が向上しているかを知るためのバロメーターです。平均タイムはあくまで一つの目安ですので、周りと比べすぎることなく、昨日の自分より少しでも楽に、速く泳げるようになることを楽しんでください。

まずは「30秒の壁」や「20秒の壁」など、自分に合った目標を立てて、次回のプールでタイムを計ってみてはいかがでしょうか。

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