水泳を楽しんだ後の子供が、耳を気にして首を振ったり、指を耳に入れたりする姿をよく見かけます。「耳の中に水が入ってしまったのかな?」と心配になり、つい綿棒で耳掃除をしてあげたくなる保護者の方も多いのではないでしょうか。しかし、水泳後のデリケートな耳に対して、いつもの感覚で耳掃除を行うことには注意が必要です。
プール後の耳は水分で皮膚がふやけており、非常に傷つきやすい状態にあります。間違った方法でケアを続けてしまうと、炎症を起こしたり、かえって耳の奥に汚れを押し込んでしまったりすることもあります。この記事では、水泳後の子供の耳掃除に関する正しい知識と、耳トラブルを未然に防ぐための具体的な方法を詳しくお伝えします。
お子様が安心してスイミングを続けられるよう、日常のちょっとしたケアのコツを一緒に確認していきましょう。専門的な視点を交えつつ、今日から実践できる安全な耳の扱い方についてご紹介します。正しい知識を身につけることで、プール通いがより楽しく、健康的なものになるはずです。
子供が水泳をした後の耳掃除で気をつけたい基本知識

水泳のレッスンの後、お子様の耳の入り口が濡れているのを見ると、すぐに拭き取ってあげたくなりますよね。しかし、水泳直後の耳掃除には意外な落とし穴が隠れています。まずは、なぜ水泳後の耳掃除に慎重になる必要があるのか、その基本的な理由から見ていきましょう。
耳垢が持つ役割と自然な自浄作用
そもそも耳垢(みみあか)は、ただのゴミではありません。耳垢には、耳の穴の皮膚を保護し、細菌やカビの繁殖を抑えるという大切な役割があります。耳の皮膚は非常に薄く、外部からの刺激に弱いため、耳垢がバリアのような役割を果たしてくれているのです。
また、人間の耳には「自浄作用」という素晴らしい機能が備わっています。耳の奥で作られた古い皮膚や汚れは、顎の動きや皮膚の成長に伴って、自然と外側へと押し出される仕組みになっています。そのため、無理に奥まで耳掃除をする必要は、本来であればほとんどありません。
特に水泳後は、この耳垢が水分を吸って柔らかくなっている状態です。この時に綿棒を入れると、本来外に出るはずだった耳垢を、棒の先端で奥の方へぎゅっと押し込んでしまうリスクが高まります。押し込まれた耳垢は塊になり、さらに水を吸って膨らむことで、耳閉感(耳が詰まった感じ)を引き起こす原因にもなります。
濡れた耳を綿棒でこすることのリスク
お風呂上がりやプール後の耳の中は、湿気によって皮膚が非常に柔らかくなっています。この状態で綿棒を使い、ゴシゴシと耳掃除をしてしまうと、目に見えないほどの小さな傷が皮膚についてしまいます。健康な状態であれば問題ない刺激でも、濡れた皮膚にとっては大きなダメージとなり得ます。
その小さな傷口から、プールの水に含まれる雑菌などが入り込むと、外耳道(耳の入り口から鼓膜までの通り道)が炎症を起こします。これを「外耳炎」と呼びます。水泳を習っている子供に多いトラブルの一つですが、実は水のせいだけでなく、その後の不適切な耳掃除が引き金となっているケースも少なくありません。
綿棒を使う際は、耳の奥まで入れるのではなく、あくまで入り口付近の水分を吸い取るだけにとどめるのが鉄則です。耳の奥の水分は、無理に取ろうとしなくても体温で自然に蒸発していきます。清潔に保とうとする親心が、逆に炎症を招いてしまうことがあると覚えておきましょう。
子供の耳の構造と大人との違い
子供の耳は、大人に比べて構造が未発達でデリケートです。耳の穴(外耳道)が大人よりも短く、さらにカーブも緩やかなため、外からの刺激が鼓膜に近い場所にまで届きやすいという特徴があります。少し綿棒を深く入れたつもりはなくても、予想以上に奥まで届いてしまうことがあるのです。
また、子供は耳掃除中に急に動いてしまうことがあります。水泳後の開放感でリラックスしている時でも、不意の動きで綿棒が奥に突き刺さってしまう事故は珍しくありません。子供の皮膚自体も非常に薄いため、大人と同じ力加減で掃除をすると、すぐに赤くなったり出血したりしてしまいます。
このような構造上の理由からも、家庭での耳掃除は最小限にするべきです。耳の穴の中を綺麗にしようとするのではなく、耳の周りや耳介(耳のひだの部分)をタオルで優しく拭く程度で十分です。お子様の耳を守るためには、「やりすぎない」ことが最も重要なポイントとなります。
水泳の後に耳へ水が入った時の正しい対処法

プールから上がった後、耳の中で「カサカサ」「ポコポコ」と音がして不快感を訴えるお子様は多いものです。水が入った違和感を取り除くために、安全かつ効果的な水の抜き方を知っておきましょう。道具を使わなくても、コツを掴めば簡単に解消できることが多いです。
頭を傾けて「ケンケン」で水を抜くコツ
最も一般的で効果的な方法は、水が入った方の耳を下にして、首を傾けたまま片足立ちで軽く飛び跳ねる方法です。いわゆる「ケンケン」ですね。この時のポイントは、ただ跳ねるだけでなく、耳の穴を地面に対して垂直に近づけるようにしっかりと首を傾けることです。
また、耳の穴を少し広げるように耳たぶを後ろ斜め上、あるいは下方向に優しく引っ張りながら跳ねると、水の表面張力が切れて外に出やすくなります。子供が自分でうまくできない場合は、保護者の方が軽く耳たぶを動かしてサポートしてあげてください。無理に激しく振る必要はありません。
もしケンケンで抜けない場合は、水が入っている方の耳を下にして横になり、数分間そのままじっとしているのも有効です。重力の力でゆっくりと水が移動し、いつの間にか抜けていることがあります。寝転びながらリラックスさせることで、子供の不安も解消されるでしょう。
タオルを使った優しく安全な拭き取り
水が抜けてきたら、耳の入り口付近を清潔なタオルで優しく押さえるように拭き取ります。この時、タオルを指に巻きつけて耳の穴の中に無理やり突っ込むのは控えましょう。タオルの繊維が耳の皮膚を刺激したり、水分と一緒に汚れを奥に押し込んだりする可能性があるためです。
おすすめなのは、タオルの角を軽く丸めて、耳の入り口の水分を「吸わせる」イメージで当てることです。ゴシゴシとこする必要はありません。皮膚が湿っている時は摩擦に弱いため、ポンポンと軽く叩くようなタッチを心がけてください。これだけで、表面の不快な濡れ感は十分に解消されます。
また、水泳から帰宅した後の入浴時にも注意が必要です。入浴でさらに耳が湿るため、お風呂上がりにも同様に、柔らかいタオルやガーゼを使って耳の外側を綺麗にしてあげましょう。常に清潔で乾燥した状態を保つことが、細菌の繁殖を防ぐ第一歩になります。
ドライヤーの弱風を活用した乾燥方法
耳の奥に水が残っている感覚がどうしても取れない場合は、ドライヤーの風を利用して乾燥させるのも一つの手です。ただし、熱い風を直接当てるのは絶対に避けてください。火傷の恐れがあるだけでなく、耳の粘膜を傷める原因になります。必ず「冷風」または「ごく弱い温風」を使用しましょう。
ドライヤーを耳から20〜30センチほど離し、耳たぶを少し引っ張って耳の穴を開くようにしながら、斜めから風を当てます。一箇所に集中して当てるのではなく、少し揺らしながら数秒間当てるだけで十分です。風を送り込むことで、溜まっていた水分の蒸発を促すことができます。
ドライヤーの音を怖がるお子様もいるため、無理強いは禁物です。音に慣れていない場合は、まずは遠くから風が届く程度で試し、嫌がるようならすぐに中止してください。日常的にこの方法を取り入れることで、耳の中を常にサラサラに保ちやすくなります。
水抜きをしても違和感が残る場合、水が入っているのではなく、耳垢が水を吸って膨らんでいるだけの可能性もあります。数時間経っても治らない場合は、無理に自分で取ろうとせず、耳鼻科を受診しましょう。
無理な耳掃除が招く「外耳炎」などの耳トラブル

良かれと思って行っている耳掃除が、実は子供の耳を危険にさらしているかもしれません。特に水泳との組み合わせで注意が必要なのが、耳の入り口付近の炎症です。ここでは、無理な掃除がどのようなトラブルを引き起こすのかを具体的に解説します。
プール後に多い外耳炎の症状と原因
外耳炎(がいじえん)は、耳の穴の入り口から鼓膜までの通り道である「外耳道」に炎症が起きる病気です。スイミングに通う子供によく見られるため「スイマーズイアー」とも呼ばれます。主な原因は、耳の中のひっかき傷から雑菌が入り込むことです。
具体的な症状としては、耳の痛み、痒み、耳だれ(耳からの分泌物)、そして耳が詰まったような感覚が挙げられます。特に耳たぶを引っ張ったり、耳の入り口を押したりした時に強い痛みを感じるのが外耳炎の特徴です。初期段階では軽い痒みだけのこともありますが、放置すると激痛に変わることもあります。
水泳の塩素で耳の皮膚が敏感になっているところを、綿棒などで強くこすってしまうのが典型的な発症パターンです。耳の中は高温多湿で、細菌にとって絶好の繁殖場所です。一度傷ができると、そこから一気に炎症が広がってしまうため、日頃から「耳の中をいじりすぎない」習慣が大切です。
痛みや痒みが出た時のチェックポイント
お子様が耳を痛がったり、頻繁に触っていたりする場合は、以下のポイントをチェックしてみてください。まずは、耳の入り口が赤く腫れていないかを確認します。また、枕やシーツに黄色い液体の跡がついている場合(耳だれ)、炎症が進んでいる可能性が高いです。
痛みの程度を確認する際は、「耳たぶを軽く横に引いてみて痛いか」を優しく聞いてみましょう。外耳炎であれば、この動作で明確に痛みを訴えることが多いです。一方で、耳の奥深くがズキズキと痛み、熱を伴う場合は、外耳炎ではなく中耳炎の可能性も考えられます。
また、痒みが強い場合は、カビ(外耳道真菌症)が原因のこともあります。プール後の湿った状態が続くと、耳の中にカビが生えてしまうことがあるのです。痒みを我慢できずにさらに耳掃除をしてしまうと、カビを奥に塗り広げてしまい、完治まで時間がかかってしまいます。異変を感じたら早めの対処が肝心です。
中耳炎との違いと注意すべきサイン
水泳と耳のトラブルと聞くと「中耳炎(ちゅうじえん)」を思い浮かべる方も多いでしょう。中耳炎は、鼓膜のさらに奥にある「中耳」という場所に細菌が入り込んで炎症を起こすものです。外耳炎との大きな違いは、水の浸入経路にあります。
中耳炎の多くは、耳の穴から水が入るのではなく、鼻や喉から「耳管」という管を通って細菌が耳の奥へ運ばれることで起こります。つまり、プールで鼻から水を吸い込んでしまったり、風邪を引いた状態で潜ったりすることが原因になりやすいのです。中耳炎の場合は、激しい痛みや高熱が出ることが多く、聞こえにも影響が出やすくなります。
水泳後の耳掃除が直接中耳炎を引き起こすことは稀ですが、外耳炎が悪化して鼓膜に影響が出たり、鼻の不調を伴っていたりする場合は注意が必要です。どちらのトラブルにせよ、「痛い」「聞こえにくい」「熱がある」といったサインを見逃さないようにしましょう。
【耳トラブルのチェックリスト】
・耳たぶを引っ張ると痛がるか
・耳の入り口が赤くなっていないか
・耳から嫌な臭いや液体が出ていないか
・テレビの音を大きくするなど、聞こえが悪そうか
・耳の中に指を突っ込む頻度が増えていないか
プールでの耳トラブルを未然に防ぐ予防対策

耳のトラブルが心配で水泳を思い切り楽しめないのは勿体ないですよね。日頃からのケアや、水泳中のちょっとした工夫で、耳の病気を防ぐことは十分に可能です。ここでは、家庭でできる予防策について具体的に紹介していきます。
子供用耳栓(イヤープラグ)の選び方と活用
耳に水が入るのを物理的に防ぐ最も効果的な方法は、耳栓(イヤープラグ)の使用です。最近では、子供の小さな耳にもフィットする柔らかいシリコン素材の耳栓が多く販売されています。形も、耳の穴に差し込むタイプや、粘土のように形を変えて蓋をするタイプなど様々です。
選ぶ際のポイントは、「外れにくさ」と「圧迫感の少なさ」です。水泳中に外れてしまうと意味がないため、お子様の耳のサイズに合ったものを選びましょう。また、周囲の音が全く聞こえなくなるとコーチの指示が届かず危険なため、音はある程度通す設計になっているスイミング専用のものがおすすめです。
初めて使う時は、お風呂などで練習をして違和感がないか確認させてあげてください。耳栓をすることで「水が入る不快感」がなくなれば、お子様もより集中して練習に取り組めるようになります。特に耳鼻科で「耳に水が入らないように」と指示されている場合には必須のアイテムです。
スイミングキャップを深く被る工夫
耳栓を嫌がるお子様や、校則などで耳栓が禁止されている場合に有効なのが、スイミングキャップの被り方を工夫することです。キャップを被る際、耳を半分以上、できれば耳の全体を覆うように深く被せることで、耳の中へ直接水が流れ込むのを軽減できます。
シリコン製のキャップは密着度が高いため、メッシュ製のものに比べて水の浸入を防ぐ効果が高いです。ただし、シリコンキャップは締め付けが強いため、サイズ選びには注意してください。メッシュキャップの下にシリコンキャップを重ねる「ダブルキャップ」という方法も、競技スイマーの間では一般的です。
また、キャップの中に髪の毛をしっかり収めることも大切です。髪の毛がはみ出していると、そこを伝って水が耳に入りやすくなるからです。しっかりと耳をガードすることで、水泳後の「耳に水が溜まった」という訴えを減らすことができるでしょう。
定期的な耳鼻科検診のすすめ
トラブルがなくても、水泳を続けているのであれば定期的に耳鼻科で検診を受けることをおすすめします。家庭での耳掃除を控える代わりに、3ヶ月から半年に一度、プロである医師に耳の状態を確認してもらい、必要であれば溜まった耳垢を除去してもらうのが最も安全な方法です。
特に、もともと耳垢が溜まりやすいタイプのお子様は、知らないうちに大きな塊が耳を塞いでいることがあります。その状態で水泳をすると、耳垢が水を吸って膨らみ、激しい痛みや聞こえの低下を招くことがあります。事前に耳垢を取っておくだけで、水泳後のトラブルの多くは回避できるのです。
耳鼻科では専用の器具を使い、鼓膜を傷つけないよう慎重に処置してくれます。また、外耳道の皮膚の状態もチェックしてくれるため、炎症の兆候を早期に見つけることも可能です。「水泳を頑張っているから、耳のメンテナンスに行こうね」と、ポジティブな声かけで受診を習慣化しましょう。
| 予防方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 耳栓の使用 | 物理的に水を完全にシャットアウトできる | サイズ選びが重要。指導者の指示に注意 |
| キャップの深被り | 手軽に実践でき、道具を買い足す必要がない | 完全に水が入るのを防ぐことは難しい |
| 耳鼻科検診 | プロによる清掃と病気の早期発見ができる | 定期的な通院の手間と費用がかかる |
こんな時は病院へ!受診のタイミングと家庭での見守り

どんなに気をつけていても、耳のトラブルが起きてしまうことはあります。大切なのは、異変に気づいた時に「そのうち治るだろう」と放置しないことです。ここでは、受診を検討すべき具体的なタイミングと、医師に伝えるべき情報について解説します。
耳だれや異臭を感じた時の対応
耳の中から透明、あるいは黄色っぽい液体(耳だれ)が出てきている場合は、外耳炎や中耳炎が悪化しているサインです。特に、耳だれに嫌な臭いが混じっている時は、細菌感染が強く疑われます。この状態になると、家庭でのケアだけで治すことは非常に困難です。
耳だれが出ている時に、慌てて綿棒で奥まで拭き取ろうとするのは絶対にやめてください。かえって粘膜を刺激し、炎症を広げてしまいます。入り口付近に出てきた液体を清潔なガーゼやティッシュでそっと拭う程度に留め、速やかに耳鼻咽喉科を受診しましょう。
受診するまでは、耳の中に何も入れないことが原則です。点耳薬などを自己判断で使用するのも避けましょう。原因に合わない薬を使うと、症状を長引かせる原因になります。医師の適切な診察を受け、処方されたお薬を正しく使うことが完治への最短ルートです。
聞こえが悪くなった場合の判断基準
お子様が「耳が詰まった感じがする」「音が聞こえにくい」と言い出した場合、複数の原因が考えられます。一つは、先ほど述べたように耳垢が水を吸って膨らみ、耳の穴を完全に塞いでしまっているケース(耳垢栓塞)です。これは痛みはありませんが、強い違和感を伴います。
もう一つ注意したいのが、炎症によって外耳道が腫れ上がり、通り道が狭くなっているケースです。また、稀ではありますが、水泳中の気圧の変化などが原因で鼓膜の内側に水が溜まる「滲出性中耳炎」になっている可能性もあります。呼びかけへの反応が鈍い、テレビの音を大きくするといった行動が見られたら要注意です。
「水が入っているだけだろう」と思い込み、何日も放置するのは危険です。特に子供は自分の症状を正確に伝えるのが難しいため、聞こえの異変には保護者が敏感に気づいてあげる必要があります。聞こえの悪さが数日続く、あるいは痛みを伴う場合は、迷わず専門医の診断を仰いでください。
耳鼻科を受診する際の伝え方
耳鼻科を受診する際は、医師に「いつから」「どのような症状があるか」を具体的に伝えるとスムーズです。特に水泳を習っている場合は、必ずその旨を伝えてください。週に何回通っているのか、最近の練習で鼻から水を飲んだりしなかったか、といった情報も診断の助けになります。
また、家庭でどのようなケアをしたかも大切です。「綿棒で毎日掃除をしていた」「水抜きのために何度も耳を振った」など、ありのままを伝えてください。これにより、医師は炎症の原因が水の汚れによるものか、物理的な刺激によるものかを判断しやすくなります。
受診の結果、しばらく水泳を休むように言われることもあるかもしれません。その際は、無理をして練習を続けさせず、しっかりと治療に専念しましょう。中途半端に治した状態で再びプールに入ると、症状が慢性化してしまう恐れがあるためです。完治のOKが出るまで、医師の指示に従うことが大切です。
受診時には、普段使っている耳栓やキャップを持参して、装着方法に問題がないか医師に相談してみるのも良いでしょう。プロの視点から、より安全な対策をアドバイスしてもらえます。
子供の水泳習慣を支える正しい耳掃除とアフターケアのまとめ
子供の水泳後の耳ケアにおいて、最も大切なのは「過剰な耳掃除を控えること」です。耳には本来、汚れを自然に排出する力が備わっています。水泳後は皮膚が非常にデリケートになっているため、綿棒で奥をこする習慣は、外耳炎などのトラブルを引き起こすリスクを高めてしまいます。
耳に水が入った時は、無理に道具を使わず、首を傾けて軽く跳ねたり、横になったりして重力で抜くようにしましょう。入り口の水分はタオルで優しく吸い取るだけで十分です。どうしても気になる場合は、ドライヤーの冷風を遠くから当てる程度のケアに留めてください。
もし痛みや痒み、聞こえの悪さを訴えたり、耳だれが出ていたりする場合は、早めに耳鼻科を受診しましょう。定期的なプロによる耳掃除を受けることも、水泳を安全に続けるための賢い選択です。耳栓やスイミングキャップを活用した予防策も取り入れながら、お子様の耳の健康を守ってあげてください。
正しい知識を持って見守ることで、水泳に伴う耳の不安は解消できます。これからもお子様が思い切りプールを楽しめるよう、優しく適切なアフターケアを心がけていきましょう。

