水泳を本格的に始めようとしたとき、最初に直面する悩みのひとつが「シリコンキャップがうまく被れない」ということではないでしょうか。メッシュキャップに比べて気密性が高く、髪を濡らしたくない方や抵抗を減らしたい方に人気のシリコンキャップですが、独特のきつさや滑りにくさに苦戦してしまいがちです。
この記事では、シリコンキャップの被り方の基本から、髪の長い方や初心者の方がスムーズに着用するための具体的なテクニックを詳しく解説します。無理に引っ張ってキャップを破いてしまったり、被った後に頭が痛くなったりするトラブルを防ぐコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
正しい手順を知ることで、プールに入る前の準備がぐっと楽になります。シリコンキャップの特性を理解し、ストレスなく水泳を楽しめるようになりましょう。それでは、具体的な手順や注意点について順番に見ていきましょう。
シリコンキャップの被り方の基本と知っておきたい特徴

シリコンキャップをスムーズに扱うためには、まずその素材の特徴とメリットを理解することが大切です。メッシュ素材とは異なり、シリコンは伸縮性に優れながらも、摩擦が強くピタッと密着する性質を持っています。この性質を理解することで、無理な力を入れずに装着できるようになります。
シリコンキャップを着用するメリット
シリコンキャップを着用する最大のメリットは、髪が塩素のダメージを受けにくいという点にあります。メッシュキャップは水を通しますが、シリコンキャップは完全に頭部を覆うため、プールの中の塩素を含んだ水が髪に触れるのを最小限に抑えてくれます。髪のパサつきや変色を気にする方には必須のアイテムです。
また、水の抵抗を極限まで減らせることも大きな特徴です。表面が滑らかで頭の形にぴったりとフィットするため、タイムを競う競技スイマーだけでなく、効率よく泳ぎたい方にも適しています。フィット感が強いため、泳いでいる最中に脱げにくいという安心感も得られるでしょう。
さらに、保温効果が高いことも見逃せません。冬場のプールの水温や、冷たい外気から頭部を守ってくれるため、体温調節がしやすくなります。このように、シリコンキャップには快適に泳ぐための機能が凝縮されています。まずはこの「密着感」を味方につけることから始めましょう。
メッシュキャップとの違いと比較
水泳用キャップには主にメッシュ、シリコン、そしてその中間のテキスタイル(2ウェイ)キャップの3種類があります。メッシュキャップは通気性が良く、安価で被りやすいのが特徴ですが、髪が濡れやすく抵抗も大きめです。一方、シリコンキャップは水を通さず、抵抗が少ない分、被る際に少しコツが必要です。
シリコンキャップは「きつい」と感じることが多いですが、これは水の侵入を防ぎ、ズレを防止するための仕様です。初めての方は、その締め付け感に驚くかもしれませんが、正しく着用すれば次第に馴染んでいきます。メッシュに比べて耐久性は高いものの、鋭利なものに弱いため、爪やアクセサリーでの破損には注意が必要です。
最近では、内側がメッシュや布地で外側がシリコンになっている「シリコンコーティングキャップ」も登場しています。これはシリコンの「防水性」と布の「被りやすさ」を両立させたものです。もし完全なシリコン素材がどうしても苦手な場合は、こうしたハイブリッドタイプから試してみるのもひとつの方法です。
自分に合ったサイズの選び方
シリコンキャップには、一般的に「フリーサイズ」と表記されているものが多いですが、実際にはメーカーによって大きさや形状が微妙に異なります。基本的にはジュニアサイズと大人用(アダルトサイズ)に分かれていますが、自分の頭の周囲や毛量に合わせて選ぶことが大切です。
毛量が多い方や髪が非常に長い方は、通常よりも少し余裕のある大きめのサイズや、ロングヘア専用のシリコンキャップを選ぶと良いでしょう。無理に小さなサイズを被ろうとすると、頭痛の原因になったり、シリコンが過度に引き伸ばされて破れやすくなったりします。
初心者でも簡単!シリコンキャップの正しい被り方手順

シリコンキャップを被る際に一番やってはいけないのは、力任せに左右へ引っ張ることです。シリコンは横方向の力には強いですが、一点に集中した力や鋭利な刺激には弱いため、手のひら全体を使って広げるのがコツです。ここでは、失敗しないための具体的な手順を解説します。
キャップを広げる際の手の使い方のコツ
まず、キャップの中に両手の手のひらを差し入れます。このとき、指先を丸めて、爪がシリコンの内側に当たらないようにするのが最大のポイントです。指を立ててしまうと、爪が引っかかってそのまま「ピシッ」と裂けてしまう原因になります。手の甲を外側に向けて、グーのような形で広げるイメージを持ちましょう。
両手でキャップを広げる際は、おにぎりを握るような手の形のまま、左右にゆっくりと間隔を広げていきます。シリコンが十分に伸びて、自分の頭が入るくらいのスペースができたら準備完了です。このとき、あまりにも強く広げすぎると端から裂ける可能性があるため、必要最小限の力で広げるように意識してください。
もし手が濡れていると滑りが悪くなり、キャップの中で手が止まってしまうことがあります。慣れないうちは、手や頭が乾いた状態で練習すると感覚が掴みやすくなります。逆に、慣れてきたら水でキャップの内側を少し濡らすことで、摩擦が減ってスムーズに滑り込ませることも可能になります。
おでこから後頭部へスムーズに被る流れ
キャップを広げた状態を維持したまま、まずはおでこの生え際あたりにキャップの縁を当てます。位置が決まったら、そのまま一気に頭頂部を通り越して後頭部まで被せていきます。このとき、前後の中心がずれないように注意してください。キャップには通常、センターライン(継ぎ目)があるため、それを目安にしましょう。
後頭部までしっかり被せたら、手をゆっくりと抜きます。パッと手を離してしまうと、シリコンの弾力で勢いよく閉じてしまい、髪が絡まったり痛い思いをしたりすることがあります。片手ずつ、髪を抑えながら慎重に手を引き抜くのが成功の秘訣です。この「おでこから後ろへ」という流れは、最も一般的な安定した被り方です。
もしおでこの位置が高すぎると、泳いでいる最中に水圧で脱げやすくなります。逆に低すぎるとゴーグルに干渉してしまいます。眉毛の少し上あたりを基準にして位置を調整すると、見た目も美しく、実用的な装着感になります。何度か繰り返して、自分にとってのベストポジションを見つけてください。
耳を入れるか入れないかの判断基準
シリコンキャップを被る際、多くの人が迷うのが「耳をどうするか」という点です。これは泳ぐ目的によって異なります。競泳などの本格的な練習をする場合は、耳を半分から全部入れるのが一般的です。これにより、耳に水が入るのを防ぐとともに、水の抵抗をさらに軽減することができます。
一方で、長時間泳ぐ場合やフィットネス目的の場合は、耳を全部出しておく方が快適なこともあります。耳を全て覆うと、周囲の音が聞こえにくくなったり、耳への圧迫感で不快に感じたりすることがあるからです。まずは半分くらい被せてみて、自分の聞こえ方や圧迫感を確認してみるのが良いでしょう。
耳の形状や大きさには個人差があるため、どうしても耳が痛くなるという方は、耳の上でキャップを折り返すか、耳を出して被るように調整してください。ただし、耳を出して被ると、耳の後ろから水が入りやすくなるというデメリットもあります。自分の快適さと機能性のバランスを考えて選びましょう。
髪の毛をきれいに収納するテクニック
全体を被り終えたら、最後にはみ出している髪の毛をキャップの中に収納します。指の腹を使って、おでこや襟足、耳の周りの髪を少しずつ中へ押し込んでいきましょう。シリコンキャップは一度被ると密着するため、少量ずつ丁寧に作業するのがコツです。一気に押し込もうとすると、せっかく被ったキャップがズレてしまいます。
髪の毛が中にたまると、その部分だけがボコッと膨らんでしまいます。これを防ぐためには、中で髪をできるだけ平らに広げるように意識してください。鏡を見ながら、シルエットが左右対称で滑らかになっているか確認しましょう。髪がしっかり収まっていると、水の抵抗を受けにくくなり、泳ぎがスムーズになります。
最後に、キャップの縁に髪が挟まっていないか一周指で確認します。髪が一本でもはみ出していると、そこから水が毛細管現象で中に入り込んでしまい、髪が濡れる原因になります。防水性を最大限に発揮させるためにも、この最後のチェックは怠らないようにしましょう。
被り方の仕上げとして、キャップの中に空気が残っていないか確認しましょう。頭頂部を軽く押さえて空気を抜くようにすると、より密着感が高まり、泳いでいる最中にキャップが浮いてくるのを防ぐことができます。
髪が長い人や子供がシリコンキャップを被る時の工夫

毛量が多い方や長い髪を持つ方にとって、シリコンキャップは少しハードルが高く感じられるかもしれません。また、力が弱く加減が難しいお子様にとっても、コツが必要なアイテムです。ここでは、特定のシチュエーションで役立つ、ちょっとした工夫やテクニックを紹介します。
セミロング・ロングヘアをまとめる事前準備
髪が長い方がシリコンキャップを被る場合、事前のまとめ方が重要です。一番のおすすめは、低い位置でお団子にするか、軽くゴムで結んでおくことです。高い位置で結んでしまうと、キャップを被ったときに頭頂部が盛り上がりすぎて、キャップが外れやすくなってしまいます。なるべく後頭部のくぼみに収まるようにまとめましょう。
また、ヘアゴムは細いものを選び、装飾のないシンプルなものを使用してください。大きな飾りがついたゴムは、シリコンを内側から傷つける原因になります。お団子にする場合も、ヘアピンは極力使わないようにしましょう。ヘアピンの先端は鋭利なため、被る際や泳いでいる最中にシリコンを突き破ってしまうリスクが非常に高いからです。
もしどうしても髪がまとまらない場合は、あらかじめ髪を水で濡らしておくと、髪同士が密着してコンパクトになります。乾いた髪よりもまとまりやすいため、被りやすさが劇的に向上します。ただし、この方法は「髪を濡らしたくない」という本来の目的とは矛盾するため、状況に合わせて使い分けてください。
子供が一人で被れるようになる練習法
お子様が一人でシリコンキャップを被れるようになるには、まず「シリコンは破れる可能性がある」ということを優しく教えることから始めましょう。力いっぱい引っ張るのではなく、指の形を教えることが大切です。まずは陸上で、鏡を見ながらゆっくり練習する時間を設けてあげてください。
練習のステップとしては、まずキャップを広げる「手の形」をマスターさせます。手の甲を上にして、指を丸めた状態でキャップの中に入れる練習です。次に、自分の前髪をしっかりとしまいながら、おでこに当てる感覚を掴ませます。最初は親が後ろからサポートして、半分くらい被せてから子供に手を抜かせるようにすると、達成感を得やすくなります。
お子様向けの練習ステップ
1. 手のひらでキャップを広げる練習をする
2. おでこにキャップを固定する感覚を覚える
3. 親がサポートしながら、少しずつ自分で後ろへ引っ張る
4. 最後に耳や髪をしまう練習をする
お子様が痛みを感じると水泳自体が嫌いになってしまうこともあるため、無理に押し付けるのは禁物です。どうしても難しい場合は、子供向けの柔らかいシリコン素材や、ワンサイズ大きめのものを選んであげると、自分で被る楽しみを奪わずに練習を続けられます。
髪の摩擦を減らしてスムーズに被る方法
シリコンと髪の摩擦が強すぎて、被る時に髪が引っ張られて痛いという悩みは多いものです。これを解決する裏技として、キャップの内側を水で濡らしてから被るという方法があります。内側が濡れることで滑りが良くなり、スッと頭に馴染むようになります。
もし髪を絶対に濡らしたくない場合は、市販の「シリコンキャップ用インナー」や、薄手のメッシュキャップを下に被るという二重履きの方法も有効です。メッシュキャップが髪をまとめてくれるため、その上からシリコンキャップを被るのが非常にスムーズになります。この方法は競技スイマーもよく実践しているテクニックです。
また、コンディショナーやヘアオイルを少量馴染ませておくことも摩擦軽減に役立ちますが、プールの水質管理の観点からはあまり推奨されません。あくまで「キャップの内側を濡らす」か「二重履きをする」のどちらかを選択するのが、マナーを守りつつ快適に被るための最善策といえるでしょう。
シリコンキャップを快適に使い続けるための注意点

せっかく購入したシリコンキャップも、扱い方を間違えるとすぐにダメになってしまいます。また、被り方ひとつで泳ぎの快適さが大きく変わることもあります。ここでは、キャップの寿命を延ばし、使用中のトラブルを回避するための注意点をまとめました。
爪を立てない!破れを防ぐための指先の扱い
シリコンキャップが破れる原因のほとんどは、着脱時の爪による切り傷です。シリコンは一度小さな傷がつくと、そこから一気に裂けてしまう性質があります。被る時だけでなく、脱ぐ時も同様に爪を立てないように意識してください。指の腹を使って、優しく持ち上げるのが基本です。
特にネイルをしている方や、爪を伸ばしている方は要注意です。手のひら全体を使い、点ではなく面で力を分散させるように意識しましょう。また、指輪や時計などのアクセサリーも、シリコンを傷つける大きな要因となります。プールに入る前に必ず外し、キャップに触れる際は手が「素の状態」であることを確認してください。
もし、小さな亀裂を見つけてしまったら、残念ながらそのキャップの寿命は近いです。補修して使うことは難しく、泳いでいる最中に突然裂けてしまう可能性もあります。安全のためにも、傷を見つけたら早めに新しいものに買い替えることをおすすめします。日頃の丁寧な扱いで、お気に入りのキャップを長持ちさせましょう。
被った後に頭が痛くなる原因と対策
「シリコンキャップを被ると、しばらくして頭痛がする」という方は少なくありません。これは、シリコンの強い締め付けによって、頭部の血流が一時的に悪くなっていることが主な原因です。また、キャップの縁がこめかみなどの神経が集中する場所を圧迫している場合も考えられます。
対策としては、まず被る位置を少し調整してみることです。縁がこめかみに直接当たらないよう、少し位置をずらすだけで楽になることがあります。また、キャップの中に空気が入りすぎていて、外圧とのバランスが崩れている場合も不快感につながります。被った後に一度縁を浮かせて、中の空気をしっかり抜いてみてください。
それでも痛みが改善されない場合は、サイズが合っていない可能性があります。シリコンキャップには標準サイズの他に、ゆったりタイプ(Lサイズやロングヘア用)も存在します。無理にきついものを使い続けると水泳が苦痛になってしまうため、自分の頭の形に合った柔らかめの素材や、大きめのサイズへの変更を検討してください。
ゴーグルとの組み合わせでズレを防ぐコツ
泳いでいる最中にキャップがズレてきたり、ゴーグルに水が入ったりするのはストレスですよね。これらを防ぐには、キャップとゴーグルの「重ねる順番」がポイントになります。一般的には、キャップを先に被り、その上からゴーグルのストラップを装着します。
より高いフィット感を求める競技スイマーの場合は、「キャップ→ゴーグル→もう一枚キャップ」という二重被り(ダブルキャップ)をすることもあります。これによりゴーグルのストラップが完全に固定され、飛び込みなどの衝撃でもズレなくなります。レジャーやフィットネスであれば、そこまでする必要はありませんが、キャップの上にゴーグルを乗せるのが基本のスタイルです。
ゴーグルのストラップを付ける位置は、後頭部の少し高い位置にすると安定します。シリコン同士は滑りにくいため、一度位置が決まればしっかり固定されます。キャップの縁にゴーグルのクッションが重なりすぎると、隙間から水が入りやすくなるため、キャップはおでこの生え際より少し上で止め、ゴーグルは肌に直接密着させるのがベストです。
| 順番 | 装着方法 | メリット |
|---|---|---|
| 基本 | キャップ → ゴーグル | 着脱が簡単で一般的。 |
| 応用 | ゴーグル → キャップ | ストラップの抵抗を減らせる。 |
| 競技 | キャップ → ゴーグル → キャップ | 最高の安定感と低抵抗。 |
長持ちさせるためのシリコンキャップのお手入れ術

シリコンキャップは、正しいお手入れをすることで数シーズン使い続けることができます。しかし、プールの塩素が付着したまま放置したり、濡れた状態で放置したりすると、劣化が早まりカビの原因にもなります。練習後のわずかな手間で、お気に入りのキャップを長く愛用しましょう。
使用後の正しい洗い方と塩素除去
プールから上がったら、まずは真水で丁寧に洗うことが基本です。プールの水には消毒用の塩素が含まれており、これがシリコンの弾力性を奪い、表面をベタつかせたり脆くしたりする原因になります。内側も外側もしっかりと流水ですすぎ、塩素を完全に洗い流しましょう。
汚れが気になる場合は、薄めた中性洗剤を使っても構いませんが、基本的には真水洗いで十分です。ゴシゴシとこする必要はありません。また、お湯を使って洗うのは避けてください。高温はシリコンの変形や劣化を早める恐れがあります。ぬるま湯か水を使用し、優しく表面をなでるように洗うのが理想的です。
洗った後は、タオルで水気を軽く拭き取ります。このときも、タオルで叩くようにして水分を吸い取るのがコツです。乱暴に拭くと摩擦で表面に傷がつく可能性があるため注意してください。水気が残ったまま放置すると、シリコン同士がくっついて剥がれなくなることがあるため、しっかり水分を取り除きましょう。
カビを防ぐための乾燥と保管のルール
シリコンキャップの天敵は「湿気」と「直射日光」です。洗った後は、風通しの良い日陰でしっかりと乾かしてください。直射日光に当ててしまうと、紫外線によってシリコンが硬くなり、ひび割れの原因になります。家の中で陰干しするのが最も安全な乾燥方法です。
乾燥させる際は、半分に折ってハンガーにかけたり、キャップの中に乾いたタオルを丸めて入れたりして、内側同士が密着しないように工夫しましょう。内側が濡れたまま密着してしまうと、そこから黒カビが発生しやすくなります。一度カビが生えてしまうと、シリコンの内部まで根を張ってしまうため、完全に除去するのは困難です。
完全に乾いた後は、平らな状態で保管します。折りたたんで長期間放置すると、折り目の部分から劣化が進むことがあります。できれば、購入時に入っていた袋やケースに平らに入れて保管するのがベストです。また、夏場の車内などの高温多湿な場所に放置するのは絶対に避けてください。
くっつき防止に役立つベビーパウダーの活用法
シリコンキャップを長期間使用しない場合や、乾燥させた後にシリコン同士がペタペタとくっついてしまうのが気になる場合は、ベビーパウダー(シッカロール)を活用するのがおすすめです。キャップの内側に少量のパウダーをまぶしておくだけで、シリコン同士の癒着を完璧に防ぐことができます。
パウダーをまぶすことで、次にお水に入る際も被りやすくなるというメリットがあります。パウダーがない場合は、デンプン粉(コーンスターチ)でも代用可能です。ほんの少し、表面がサラサラになる程度で十分です。あまり大量につけすぎると、使用時にプールの中で白く溶け出してしまうため注意しましょう。
最近の高級なシリコンキャップには、あらかじめ表面に加工が施されていてくっつきにくいものもありますが、使い込むうちにその効果は薄れてきます。ベタつきを感じ始めたら、このパウダー術を試してみてください。驚くほど扱いやすくなり、キャップの寿命を確実に延ばすことができます。
シリコンキャップの被り方とお手入れのまとめ
シリコンキャップの被り方は、慣れてしまえばそれほど難しいものではありません。まずは「手のひら全体を使って広げること」と「爪を立てないこと」を徹底しましょう。おでこから後頭部へとスムーズに滑らせ、最後に髪の毛を丁寧に収納することで、見た目も泳ぎ心地も格段に向上します。
髪の長い方やお子様の場合は、事前の髪のまとめ方や練習ステップを工夫することで、装着時のストレスを大幅に軽減できます。また、被った後の違和感や痛みがあるときは、無理をせずに位置を調整したり、自分に合ったサイズを見直したりすることが大切です。快適なギア選びは、水泳を長く続けるための重要な要素のひとつです。
そして、練習後のお手入れも忘れないでください。塩素をしっかり洗い流し、日陰で完全に乾かすという基本を守るだけで、お気に入りのシリコンキャップをより長く、清潔に使い続けることができます。この記事で紹介したコツを活かして、ぜひ明日からのプールタイムをもっと楽しく、快適なものにしてくださいね。



