生理の予定日とプールに行く日が重なってしまい、どうすればいいか悩んでいる方は少なくありません。せっかくの練習やレジャーの予定をキャンセルするのは残念ですし、学校の授業を休むことに抵抗を感じることもあるでしょう。生理中にプールへ入ることは、正しい知識と適切な対策さえあれば、健康上も衛生上も大きな問題はありません。
この記事では、生理中にプールを楽しむための具体的な対策や、使用すべき生理用品の選び方、体調管理のポイントについて詳しく解説します。周囲へのマナーを守りつつ、自分自身の体をいたわりながら水泳を楽しむための方法を一緒に見ていきましょう。不安を解消して、快適なプールタイムを過ごすための参考にしてください。
生理中のプール対策で知っておきたい基本的な考え方

生理中にプールへ入る際、まず気になるのが「衛生面」や「周囲への影響」ではないでしょうか。公共の施設を利用する場合、ルールやマナーを正しく理解しておくことが大切です。まずは生理中の体とプールの関係について、基本的な知識を整理しておきましょう。
水圧で経血は止まる?知っておきたい体の仕組み
「プールに入っている間は水圧があるから、経血は出てこない」という話を聞いたことがあるかもしれません。確かに、水中にいる間は外部からの水圧が体にかかるため、重力による経血の流出が一時的に抑えられる傾向にあります。しかし、これは決して「経血が完全に止まっている」わけではありません。
水中でも、くしゃみをしたり、お腹に強い力が入ったりした瞬間に経血が押し出されることは十分にあり得ます。また、最も注意が必要なのはプールから上がった瞬間です。水圧から解放されると同時に、溜まっていた経血が一気に流れ出す可能性があるため、無対策で入るのはリスクが高いといえます。
そのため、水圧を過信せず、適切な生理用品を使用して物理的にブロックすることが不可欠です。体の仕組みを正しく理解した上で、漏れを防ぐための準備を整えることが、安心して泳ぐための第一歩となります。自分の経血量に合わせて、最適な方法を選んでいきましょう。
生理中に泳ぐことのメリットと注意点
生理中の運動は控えるべきだと思われがちですが、実は適度な水泳にはメリットもあります。水に浮くことで全身の緊張がほぐれ、リラックス効果が得られるほか、血行が良くなることで生理痛の原因となる骨盤周りのうっ血が改善される場合があるからです。無理のない範囲であれば、水泳は心身のリフレッシュに役立ちます。
ただし、激しいトレーニングや長時間の遊泳は避けなければなりません。生理中は普段よりも体力を消耗しやすく、抵抗力が落ちていることもあるためです。また、プールの水温によっては体が冷えてしまい、逆に生理痛が悪化する恐れもあります。自分の体調を第一に考え、少しでも違和感があればすぐに休憩を取る柔軟さが求められます。
特に生理初日から3日目くらいの経血量が多い時期や、腹痛・腰痛がひどい時は、無理をしてプールに入る必要はありません。自分のバイオリズムに合わせて、「今日はウォーキング程度にする」「今日は見学する」といった判断を自分で行うことが、長く水泳を楽しみ続けるコツです。
プール施設のルールやマナーを確認しよう
多くの公共プールやフィットネスクラブでは、生理中の利用を明確に禁止しているケースは少なくなっています。しかし、施設によっては「生理中の利用はご遠慮ください」という独自のルールを設けている場合があるため、事前にウェブサイトや受付で確認しておくと安心です。特に学校の授業の場合は、指導方針によって対応が異なることがあります。
マナーとして最も重要なのは、「プールの水を汚さないこと」と「周囲に不快感を与えないこと」です。経血が漏れてしまう可能性がある状態で入水するのは避け、必ずタンポンや月経カップなどの内部挿入型の生理用品を使用しましょう。これらは正しく装着すれば、外に血が漏れる心配はほとんどありません。
また、シャワー室や更衣室での振る舞いにも配慮が必要です。使用済みの生理用品は必ずポリ袋に入れて持ち帰るか、指定されたサニタリーボックスへ捨ててください。共用スペースを清潔に保つことは、次に利用する人への大切な思いやりです。ルールを守ることで、自分自身も気兼ねなくプールを楽しむことができます。
生理中のプールで漏れを防ぐおすすめの生理用品と使い方

生理中にプールへ入るための必須アイテムといえば、内部挿入型の生理用品です。普段使い慣れていない方にとっては少しハードルが高く感じるかもしれませんが、コツを掴めば非常に心強い味方になります。ここでは、プールで推奨される生理用品の種類と特徴について詳しく解説します。
タンポンを正しく使って漏れをガード
生理中のプール対策として最も一般的で、入手しやすいのがタンポンです。タンポンは膣内で直接経血を吸収してくれるため、正しく装着していれば水中に血が漏れ出すことはありません。初めて使う方は、滑りが良く挿入しやすい「アプリケータータイプ」を選び、リラックスした状態で装着するのがポイントです。
装着の際、紐が外に出ている状態になりますが、この紐が水着からはみ出さないよう注意が必要です。紐を股の間に挟み込むか、水着のクロッチ部分にうまく収めるようにしましょう。また、タンポンの紐はプールの水を吸い上げやすいため、プールから上がった後は早めに新しいものに交換することが衛生面でも推奨されます。
吸収量は「レギュラー」や「スーパー」など種類がありますが、プールの時間に合わせて選びましょう。ただし、長時間入れっぱなしにすることは避け、使用説明書に記載された時間を必ず守ってください。タンポンを使いこなせるようになると、生理の日でも普段と変わらない感覚で泳げるようになり、活動の幅が大きく広がります。
月経カップなら長時間でも安心
近年、環境への配慮や利便性から注目を集めているのが月経カップです。医療用シリコンなどで作られたカップを膣内に挿入し、経血を溜める仕組みになっています。タンポンとの大きな違いは、水を吸う紐がないため、衛生的に非常に優れている点です。紐の露出を気にする必要がなく、水着の着こなしも自由になります。
月経カップはタンポンよりも許容量が多く、漏れにくいという特徴があります。また、使い捨てではなく洗って繰り返し使えるため、頻繁に水泳を行う方にとってはコストパフォーマンスも良いでしょう。装着には少し練習が必要ですが、一度位置が決まれば違和感なく過ごせます。プールに入る数日前から、自宅で練習しておくことをおすすめします。
ただし、外出先のトイレでの着脱には慣れが必要です。手を清潔に保つためのウェットティッシュを持参したり、多目的トイレを利用したりするなどの工夫をしましょう。カップがしっかり開いていることを確認してから入水すれば、激しく泳いでも経血が漏れる心配はほとんどなく、長時間の練習でも安心感が持続します。
新しい選択肢「月経ディスク」の特徴
月経カップに続いて人気が高まっているのが「月経ディスク」です。これは子宮口のすぐ下にある広いスペース(膣円蓋)に引っ掛けるように装着するタイプで、月経カップよりもさらに高い位置で経血をキャッチします。非常に薄い素材でできているため、装着時の違和感がほとんどないのが大きなメリットです。
月経ディスクの最大の特徴は、その圧倒的な容量です。長時間交換が不要なタイプが多く、1日中プールサイドで過ごすようなイベントでも心強い存在になります。また、構造上、お腹に力が入った時に自動で経血を排出する「オートダンプ」という機能が働くこともありますが、プール内で意図せず起こることは稀なので、正しく装着できていれば問題ありません。
ディスクには使い捨てタイプと再利用タイプがあります。初めての方は使い捨てタイプで感覚を掴むのが良いでしょう。月経カップと同様に紐がないため、水着から何かがはみ出す心配が一切ありません。最新の生理用品をうまく取り入れることで、生理期間中であっても制限を感じることなく水泳に集中できる環境を整えられます。
ナプキンがプールで使えない理由
ここで改めて確認しておきたいのが、「ナプキンはプールでは絶対に使用できない」という点です。ナプキンは経血を吸収するために作られていますが、水に触れるとプールの水を猛烈な勢いで吸収してしまいます。その結果、ナプキンがパンパンに膨れ上がり、重くなって剥がれたり、吸水ポリマーが溶け出したりする原因になります。
水を含んだナプキンは吸水力がなくなってしまうため、肝心の経血を止める役割を全く果たせません。また、水着の外側にナプキンの形が浮き出てしまったり、水中で剥がれて浮いてしまったりすることは、施設への迷惑だけでなく自分自身の精神的なダメージにも繋がります。たとえ「防水仕様」と謳っている製品であっても、水中での使用は避けましょう。
生理の終わりかけで経血がごく少量であっても、ナプキンをつけたまま入水するのはマナー違反とされています。内部挿入型がどうしても使えない場合は、無理に入水せず、プールサイドで見学するか、足首まで浸かる程度に留めておくのが賢明です。自分の体を守り、周囲への配慮を欠かさないことが、スマートなスイマーとしてのたしなみです。
プールで使える主な生理用品まとめ
・タンポン:入手しやすく一般的。紐の処理に注意が必要。
・月経カップ:紐がなく衛生的。繰り返し使えてエコ。
・月経ディスク:違和感が少なく大容量。長時間の使用向き。
失敗しないための具体的な着替えと移動の対策

生理中のプールで最も緊張するのは、実は水中よりも「更衣室からプールサイドまでの移動」や「泳ぎ終わった後の着替え」のタイミングかもしれません。水から上がった瞬間に経血が漏れないか、不安を感じる方は多いはずです。ここでは、そんな不安を解消するための具体的な立ち回りと工夫を紹介します。
プールサイドでの経血漏れを防ぐ準備
水中から上がった直後は、水圧がなくなるため経血が最も漏れやすい瞬間です。これを防ぐためには、上がってからすぐにバスタオルで腰回りを覆うのが効果的です。プールサイドにタオルを持ち込める場合は、水際から近い場所に置いておき、上がったら即座に巻けるようにしておきましょう。これにより、万が一の漏れを視覚的にカバーできます。
また、タンポンを使用している場合は、紐が水を吸って垂れてくることがあります。水から上がったら、早歩きでトイレに向かい、状態を確認する癖をつけると安心です。あらかじめトイレの場所を把握しておき、移動動線をイメージしておくとスムーズに行動できます。落ち着いて行動することが、周囲に気づかれずに対策を完結させるポイントです。
可能であれば、休憩時間ごとにトイレへ行くようにしましょう。経血の状態を確認するだけでなく、冷えた体を温める時間にもなります。無理に泳ぎ続けず、こまめなチェックをルーティン化することで、「漏れているかもしれない」という不安から解放され、より泳ぎに集中できるようになります。事前の準備が心の余裕を生みます。
濃い色の水着やサポーターを活用する
生理中に着用する水着選びも、重要な対策の一つです。万が一経血がわずかに漏れてしまったとしても、黒や濃紺、深めの色合いの水着であれば汚れが目立ちにくくなります。逆に、白やパステルカラー、薄い色の水着は避けるのが無難です。デザインも、カットが深いハイレグタイプより、ボトムスが長めのスパッツ型やスカート付きの方が安心感があります。
さらに、水着の下に着用する「スイムアンダーショーツ」や「サポーター」を活用するのも手です。これらは水着への色移りを防ぐだけでなく、タンポンの紐をしっかりホールドして露出を防ぐ役割も果たしてくれます。最近では、生理中専用の「吸水型スイムショーツ」も登場しており、タンポンなどと併用することで二重の安心感を得ることができます。
水着の素材によっては、濡れると色が透けやすくなるものもあります。購入時に生地の厚さをチェックしたり、裏地がついているものを選んだりすることも大切です。自分が自信を持って動ける装備を整えることで、生理中特有の気後れを感じることなく、堂々とプールを楽しむことができるようになります。
休憩時間やトイレのタイミングを把握する
生理中のプールでは、自分のペースでトイレに行ける環境を作ることが大切です。特に学校の授業や部活動、スイミングスクールの場合は、休憩時間が決まっていることが多いでしょう。そのタイムスケジュールを事前に把握し、休憩が始まったら真っ先にトイレへ行くようにしましょう。混雑する前に移動することで、ゆっくりと生理用品のチェックや交換が行えます。
また、経血量が多い日は、休憩時間以外でも「少し体調が悪いのでトイレに行かせてください」と申し出る勇気を持ってください。指導者や監視員は、利用者の安全と健康を管理する立場にあります。我慢して漏れを心配しながら泳ぐよりも、早めに対処する方が結果としてトラブルを防ぐことになります。恥ずかしがる必要はありません。
自由遊泳の公共プールであれば、1時間に一度は必ず水から上がり、体を休めることをルールにしましょう。トイレに立ち寄ることで、タンポンの紐のズレを直したり、経血が溜まっていないか確認したりできます。こまめなセルフチェックこそが、失敗を防ぐための最強の防御策であることを忘れないでください。
使用後の生理用品の適切な捨て方
プールの更衣室やトイレで生理用品を交換する際、マナーとして最も気をつけたいのが捨て方です。公共の施設のサニタリーボックスを利用する場合は、中身が見えないようトイレットペーパーで丁寧に包んで捨てましょう。もしサニタリーボックスがない場合や、いっぱいで捨てられない場合に備え、小さな不透明のポリ袋を持参しておくと安心です。
特にタンポンの場合、吸った水で予想以上に重くなったり、水分が染み出したりすることがあります。そのまま捨てると周囲を汚す恐れがあるため、ビニール袋に入れて口をしっかり縛るのがベストです。自分のカバンの中に、常に「生理用エチケットセット」を準備しておけば、どのような状況でも慌てずに対処できます。
また、シャワー室で着替える際に、うっかり生理用品を床に落としてしまわないよう注意してください。水濡れしている更衣室では、一度汚れると清掃が大変になります。常に「次に使う人が気持ちよく使えるように」という意識を持つことが、プール利用者同士の良好な関係を保つことに繋がります。後片付けまでしっかり行うのが、大人のマナーです。
【更衣室に持ち込むと便利なアイテム】
・中身が見えない黒色のポリ袋
・デリケートゾーン用のウェットティッシュ
・予備の生理用品(多めに)
・替えのアンダーショーツ
生理中の体調管理とプール後のアフターケア

生理中にプールへ入った後は、普段以上に体のケアを丁寧に行う必要があります。水の中では自覚しにくいものの、体は意外と冷えていたり、疲労が溜まっていたりするものです。泳いだ後の体調を崩さないために、意識すべきポイントを押さえておきましょう。
体の冷え対策を徹底して生理痛を緩和
生理中の体にとって「冷え」は最大の敵です。プールの水温は体温よりも低く設定されているため、長時間浸かっていると血管が収縮し、血行が悪くなります。これが生理痛を強めたり、体を重く感じさせたりする原因になります。プールから上がったら、まずは温かいシャワーで全身を温め、水着を脱いでしっかりと水気を拭き取りましょう。
濡れた髪や体で更衣室に長時間いると、気化熱でさらに体温が奪われます。吸水性の高いタオルやドライヤーを使い、素早く乾かすことが重要です。また、着替えた後は腹巻をしたり、温かい飲み物を飲んだりして、内側からも温める工夫をしましょう。温かいお茶や白湯を一口飲むだけでも、血流が改善され、リラックス効果が高まります。
もし帰宅後に腹痛を感じるようなら、無理せず横になり、お腹や腰を湯たんぽやカイロで温めてください。生理中の水泳はエネルギーを多く消費するため、冷え対策とセットで行うことが、翌日以降の体調を安定させるコツです。自分の体が発するサインを見逃さず、温めるケアを最優先に考えましょう。
泳いだ後のデリケートゾーンの清潔を保つ方法
プールの水には消毒用の塩素が含まれており、これがデリケートゾーンの自浄作用(雑菌の繁殖を抑える力)を弱めてしまうことがあります。生理中は特にデリケートな状態になっているため、プール後はしっかりと洗い流すことが大切です。ただし、石鹸でゴシゴシ洗うのは逆効果なので、ぬるま湯で優しく丁寧に流す程度に留めましょう。
内部挿入型の生理用品を使用していた場合は、プールから上がった直後の交換が鉄則です。紐がプールの水を吸っているタンポンをそのままにしておくと、雑菌が入り込みやすくなり、炎症や感染症の原因になる可能性があります。早めに清潔なナプキンや新しいタンポンに交換し、不快感を残さないようにしましょう。
また、水泳後はデリケートゾーン用の保湿ジェルや、肌に優しい素材のアンダーウェアを使用することも検討してください。塩素による乾燥や摩擦を防ぎ、生理中の敏感な肌を守ることができます。衛生状態を良好に保つことは、生理中の不快なニオイ対策にも有効です。見えない部分のケアこそ、丁寧に行うことが大切です。
水分補給と適度な休息の重要性
水中にいると汗をかいている自覚がありませんが、水泳は非常に多くの水分を消費するスポーツです。生理中は経血として水分が失われているため、通常時よりも脱水症状になりやすい傾向があります。「喉が渇いた」と感じる前に、こまめに水分を補給することを意識してください。常温の水やスポーツドリンクが適しています。
泳いだ後のスケジュールにも余裕を持たせましょう。生理中の体は、本人が思っている以上に疲弊しています。プールから帰った後は、激しい活動を避け、15分から30分程度でも良いので体を横にして休める時間を作ってください。十分な休息を取ることで、生理中のホルモンバランスの乱れによるイライラや疲労感も軽減されやすくなります。
休息中には、ストレッチを取り入れるのも良いでしょう。特に足の付け根や腰回りを優しく伸ばすと、骨盤内の血流がスムーズになり、生理痛の予防になります。無理に動くのではなく、「体をいたわるための動き」を取り入れることが、生理期間を快適に乗り切るための賢い過ごし方です。
泳ぐのを控えたほうがいい目安のサイン
対策を万全にしていても、「今日はやめておいた方がいい」という日もあります。無理をしてプールに入り、体調を悪化させては元も子もありません。以下のようなサインがある場合は、勇気を持ってプールをお休みしましょう。
プールの利用を控えるべき体調の目安
・鎮痛剤を飲まないと日常生活に支障が出るほどの腹痛や腰痛がある
・立ちくらみやめまいがする(貧血気味である)
・経血量が非常に多く、1時間おきの生理用品交換が必要な状態
・微熱がある、あるいは体が異常にだるい
水泳は浮力があるため楽に感じますが、心臓や肺への負担は大きいスポーツです。貧血気味の時に水中でめまいが起きると、溺れる危険性もあり非常に危ないです。自分の体調を客観的に判断し、「また明日、元気な時に泳ごう」と割り切ることも、スポーツを安全に楽しむための大切な能力の一つです。
学校や部活動で生理と重なった時の相談と対処法

大人のレジャーであれば自分の判断で休めますが、学校の体育の授業や部活動となると、そうもいかない場面があります。「生理を理由に休みづらい」「どう伝えればいいかわからない」と悩む学生の方も多いでしょう。ここでは、周囲の理解を得ながら適切に対処するためのポイントを解説します。
先生やコーチへ相談する際の見本
生理でプールを休むことや、見学を申し出ることは決して恥ずかしいことではありません。伝え方に迷う場合は、事実をシンプルに伝えるのが一番です。男性の先生やコーチに直接言いづらい場合は、養護教諭(保健室の先生)を通じて伝えてもらうか、連絡帳やメモを活用するのも有効な手段です。
相談する際のフレーズとしては、「今日は生理の痛み(貧血気味)が強いので、プールの授業を見学させてください」という形が自然です。もし泳げるけれど不安がある場合は、「今日は経血量が多いので、途中でトイレに行かせていただくかもしれません」と事前に断っておくと、先生も配慮しやすくなります。
大切なのは、直前になって慌てて伝えるのではなく、授業や練習が始まる前に早めに相談することです。指導者は生徒の健康管理に責任を持っているため、正直に体調を話してもらう方が適切な対応ができます。自分の体を守るための権利として、冷静に希望を伝えましょう。
周囲の目が気になる時の心理的対策
自分だけが見学していると、周囲から何か言われるのではないかと不安になるかもしれません。しかし、生理は女性の体にとって大切な仕組みであり、その時々の体調に波があるのは当然のことです。周りの友人も同じ悩みを持っていることが多いため、案外「お互い様」と捉えられているものです。
もし誰かに何か聞かれたら、「今日はちょっとお腹の調子が良くなくて」と軽く受け流す程度で十分です。詳しい理由をすべて説明する必要はありません。自分のコンディションを優先した判断を下せた自分を、まずは褒めてあげてください。周りの評価よりも、自分の体を一番大切にすることが、将来にわたって健康を維持することに繋がります。
また、最近では生理への理解を深める「包括的性教育」も進んでいます。生理でプールを休むことは不自然なことではないという認識が広まっているため、自信を持って自分の体調に合わせた選択をしましょう。心の持ちようを変えるだけで、見学時間の過ごし方もずいぶんと楽になります。
授業を休む場合の過ごし方と見学のコツ
プールの授業を見学することになった場合、ただ座って眺めているだけでは体が冷えてしまうこともあります。見学の際も、日陰を選んだり、タオルを羽織ったりして体温調節をしっかり行いましょう。また、見学も「学習の時間」として活用することができます。
泳いでいる友達のフォームを観察して自分の参考にしたり、先生の説明をメモしたりすることで、水に入らなくても得られる学びはあります。ただ「休んでいる」という罪悪感を持つのではなく、「外から水泳を学ぶ時間」とポジティブに変換してみましょう。これにより、次回の授業で泳ぐ際の上達に繋げることも可能です。
もし可能であれば、見学中に軽いストレッチをしたり、水分をこまめに取ったりして、体調の回復に努めてください。授業が終わった後、元気に「ありがとうございました」と言えるような過ごし方が理想的です。無理のない範囲で参加する姿勢を見せることで、先生や周囲からの信頼も保たれます。
生理中のプール対策を万全にして快適に泳ぐためのまとめ
生理中にプールへ入ることは、適切な対策を講じれば決して不可能なことではありません。最も重要なのは、タンポンや月経カップなどの内部挿入型の生理用品を正しく使い、物理的な漏れを防ぐことです。これにより、衛生面での不安を大幅に軽減し、自分自身のストレスも減らすことができます。
また、プールサイドでのバスタオルの活用や、濃い色の水着選び、こまめなトイレ休憩といった具体的な立ち回りを工夫することも、失敗を防ぐために欠かせません。水から上がった後の冷え対策や清潔の保持など、アフターケアまでをセットで考えることで、生理痛の悪化や体調不良を未然に防ぐことができます。
一方で、生理中の体調は人それぞれ異なります。痛みが強い時や経血量が極端に多い時は、無理をせずにお休みすることも立派な選択肢です。自分の体と対話し、その日のコンディションに合わせた最善の判断を下しましょう。この記事でご紹介した生理中 プール 対策を参考に、生理の日でも不安なく、楽しく水泳を続けていただければ幸いです。


