水泳を始めるとき、水着やゴーグル、キャップなどの道具を揃えるのはとてもワクワクしますね。しかし、意外と忘れがちなのが「濡れた水着をどうやって持ち帰るか」という問題です。スポーツブランドから販売されている専用のプールバッグや防水ポーチは、機能性が高いものの、お値段もそれなりにします。「できるだけ費用を抑えたい」「手軽に試せるものが欲しい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
そんなときに頼りになるのが、私たちの身近にある100円ショップです。ダイソーやセリアでは、水着入れとして立派に代用できるアイテムがたくさん販売されています。キッチン用品からトラベルグッズ、そして本格的なアウトドア用品まで、アイデア次第で使い勝手の良い防水バッグが見つかります。この記事では、100均で見つかる「水着入れの代用品」を厳選してご紹介します。賢くアイテムを選んで、快適なスイミングライフをスタートさせましょう。
100均(ダイソー・セリア)で水着入れに代用できるアイテムの選び方

100円ショップには数えきれないほどの商品が並んでいますが、その中から「水着入れ」として使えるものを見つけるには、いくつかのポイントがあります。ただのビニール袋では心許ないですし、使い勝手が悪ければストレスになってしまいます。ここでは、代用品を選ぶ際に必ずチェックしておきたい4つの基準について詳しく解説します。
防水性・耐水性のレベルを確認する
最も重要なのは、やはり「水漏れしないこと」です。しかし、100均のアイテムには「完全防水」のものと「撥水(水を弾く)」程度のものがあります。水着を絞ってから入れる場合でも、バッグの中で水が染み出してカバン全体を濡らしてしまうのは避けたいものです。
素材としては、塩化ビニル樹脂(PVC)やEVA素材など、水を通さない素材で作られているものを選びましょう。また、縫い目から水が漏れることも多いため、縫製部分がしっかりしているか、あるいは縫い目がない圧着タイプかも確認が必要です。もし撥水程度の巾着袋などを使う場合は、さらにビニール袋に入れるなどの「二重対策」が必要になることを覚えておきましょう。
サイズ感と収納したいアイテムの量
「何を入れるか」によって、選ぶべきサイズは大きく変わります。大人の女性用フィットネス水着と、セームタオル、キャップ、ゴーグルをすべてひとまとめにしたい場合は、ある程度のマチ(厚み)があるポーチやバッグが必要です。一方で、競泳用の薄い水着とキャップだけであれば、B5サイズ程度のフラットなケースでも十分かもしれません。
小さすぎるケースに無理やり詰め込むと、ファスナーが壊れたり、袋が破けたりする原因になります。逆に大きすぎると、バッグの中で場所を取ってしまいます。実際に自分が持っていくアイテムをイメージし、少し余裕を持って収納できるサイズを選ぶのが失敗しないコツです。特にバスタオルを持ち運ぶ場合は、大きめのLサイズなどを選ぶ必要があります。
開閉のしやすさと密閉性
濡れた手で扱うことが多い水着入れは、開け閉めのしやすさも重要なポイントです。ファスナータイプは口が大きく開くので出し入れが簡単ですが、スライダー部分の強度が弱いとすぐに壊れてしまうことがあります。また、ファスナーの布部分から水が染み出す可能性もあります。
一方で、ジッパー付きの保存袋(フリーザーバッグなど)のようなタイプは、密閉性が高く水漏れに強いのが特徴です。ただし、スライダーが付いていないタイプは、指でプチプチと閉めるのが少し手間に感じることもあります。最近では「スライダーパック」という、つまみをスライドさせるだけで開閉できる便利な商品も増えていますので、操作性と密閉性のバランスを見て選びましょう。
持ち運びやすさとデザインの好み
最後に注目したいのは、持ち運びやすさとデザインです。プールサイドまで持っていくバッグ(スパバッグ)として使うのか、それともメインのバッグの中に入れるインナーバッグとして使うのかによって選び方が変わります。
プールサイドやシャワールームまで持ち込むなら、持ち手(ハンドル)が付いているタイプが断然便利です。フックに掛けられるループが付いていると、狭い更衣室でも置き場所に困りません。また、セリアなどはデザイン性の高いアイテムが豊富です。中身が丸見えになるのが恥ずかしい場合は、半透明や不透明な素材、あるいは可愛い柄が入ったものを選ぶと、気分も上がりますしプライバシーも守れます。
ダイソーで見つかる!水泳用バッグとして優秀なアイテムたち

ダイソーは、実用性と機能性を重視したアイテムが豊富に揃っています。中には「これが100円(あるいは200〜500円)で買えるの?」と驚くような、本格的なアウトドアスペックの商品も見つかります。ここでは、ダイソーで手に入るアイテムの中から、特に水着入れとして評価の高いものをピックアップしました。
驚きのコスパ!レジャー用防水バッグ
今、スイマーやサウナ愛好家の間で「最強の代用品」と話題になっているのが、ダイソーの「レジャー用防水バッグ(ドライバッグ)」です。これはアウトドア専門店なら数千円はする「ロールトップ式」の防水バッグで、ダイソーでは容量3Lタイプが200円(税抜)、15Lタイプが500円(税抜)などで販売されています。
使い方は簡単で、荷物を入れたら開口部を3回ほどくるくると折り返し、バックルをカチッと留めるだけです。これにより高い密閉性が生まれ、濡れた水着を入れても外に水が漏れ出しません。逆に、スマホや財布など濡らしたくないものを入れてプールサイドに持ち込むのにも使えます。円筒形のしっかりした作りで、見た目も本格的です。3Lサイズは水着と小物入れに、15Lサイズはバスタオルまで入るサイズ感として重宝します。
定番のビニールネットケース
文房具売り場や事務用品売り場で見かける「ビニールネットケース」も、水着入れの代用として非常に優秀です。このケースの特徴は、ビニール素材の中に糸状の繊維(ネット)が織り込まれているため、通常のビニールケースよりも強度が格段に高いことです。
L字型にファスナーが開くタイプを選べば、出し入れもスムーズに行えます。ビニール素材なので水を通しませんが、ファスナーの布地部分は防水ではないため、バッグの中で逆さまにならないように注意するか、念のためさらにビニール袋に入れるなどの工夫をすると安心です。サイズ展開が豊富で、A4、B5、A5など自分の荷物量に合わせてジャストサイズを選べるのが大きな魅力です。
濡れたままOKなスパバッグ・メッシュバッグ
「水着入れ」というよりは、シャワー室への移動用として活躍するのが「スパバッグ」です。ダイソーには、底面や側面がメッシュ素材になっているバッグが多数販売されています。これらは水切れが良いため、シャンプーやボディソープ、そして濡れた水着をそのまま入れて持ち運ぶのに最適です。
更衣室のロッカーからシャワー室へ移動する際、濡れたものを抱えて歩くのは大変ですが、スパバッグがあればスマートに移動できます。帰宅時は、このスパバッグごと大きめの防水袋(前述のレジャー用防水バッグなど)に入れてしまえば、水漏れの心配もありません。デザインもシンプルで使いやすく、銭湯や温泉旅行でも活躍する汎用性の高さがポイントです。
旅行用圧縮袋でコンパクトに収納
少し意外な代用品としておすすめなのが、トラベルコーナーにある「衣類用圧縮袋」です。特に、厚手のバスタオルや、水を含んで重くなったセームタオルなどを持ち帰る際に威力を発揮します。濡れたものを入れて、手でくるくると巻いて空気を抜くことで、驚くほどコンパクトになります。
スライダー付きで密閉性が高いため、水漏れ防止袋としても非常に優秀です。何度も繰り返し使うと劣化して破れる可能性はありますが、100円で複数枚入っている商品も多く、コストパフォーマンスは抜群です。荷物が多くなりがちな冬場のスイミングや、仕事帰りのジム通いでバッグを小さくしたい方には、特におすすめのテクニックです。
セリアはおしゃれで機能的!おすすめの防水・撥水グッズ

セリアの魅力は、なんといってもそのデザイン性の高さと、「あったらいいな」を形にしたような気の利いた商品展開です。「100均バレ」しにくいおしゃれなアイテムや、キャラクターものも充実しており、女性や子供用の水着入れを探している方には特におすすめです。セリアで見つけられる便利な防水・撥水グッズを見ていきましょう。
デザイン豊富なスライダーパック
セリアのトラベルコーナーや文具コーナーには、様々なサイズ・デザインの「スライダーパック」が並んでいます。透明な素材に英字ロゴが入ったスタイリッシュなものから、人気のキャラクターが描かれた可愛いものまで、選ぶのが楽しくなるラインナップです。
スライダーパックは、開閉部分につまみが付いているため、濡れた手でも簡単に開け閉めできるのが最大のメリットです。マチ付きのタイプ(底が広がるタイプ)を選べば、厚みのある水着やゴーグルもすっきりと収納できます。素材もEVAやPVCなど水に強いものが多く、汚れてもさっと拭き取れるため衛生的です。サイズ違いで揃えて、水着と小物を分けて収納するのも良いでしょう。
しっかり閉まるフリーザーバッグ
キッチン消耗品コーナーにある「フリーザーバッグ」も、実は水泳選手や愛好家の間で長く愛用されている隠れた名品です。食品の保存用として作られているため、液漏れを防ぐための密閉構造が非常にしっかりしています。特に「ダブルジッパー」のタイプは、二重のロックで水を逃しません。
セリアでは、箱入りのシンプルなものだけでなく、カフェ風のデザインや可愛いイラストがプリントされたフリーザーバッグも販売されています。使い捨てだと思われがちですが、厚手のタイプなら何度か繰り返し洗って使うことも可能です。薄くてかさばらないため、予備として数枚バッグに入れておくと、急な汚れ物が出たときにも役立ちます。
中身が見えるクリアポーチ・ビニールケース
コスメや小物収納コーナーにある「クリアポーチ」や「ビニールケース」も水着入れとして代用可能です。特にマチが広めに作られているボックス型のポーチは、子供用の水着一式を入れるのにちょうど良いサイズ感です。透明や半透明の素材は、中に何が入っているか一目でわかるため、「ゴーグルを入れ忘れた!」といった忘れ物防止にもつながります。
中身が見えすぎるのが気になる場合は、半透明で曇りガラスのような加工がされたものや、色付きのクリアカラーを選ぶと良いでしょう。持ち手が付いているタイプもあり、プールサイドへのちょっとした移動にも便利です。素材がしっかりしているので、型崩れしにくく、バッグの中での整理整頓にも役立ちます。
便利なループ付き巾着袋
防水素材ではありませんが、ポリエステルなどの化繊素材で作られた「巾着袋」も、ビニール袋と併用することで便利な水着入れになります。セリアには、濡れても乾きやすい素材の巾着袋が多く、中にはフックに掛けられるループが付いているものもあります。
使い方は、濡れた水着を一度ビニール袋に入れてから、この巾着袋に収納します。こうすることで、見た目が可愛くなるだけでなく、万が一ビニール袋が破れてもカバンの中身を守る「二重の壁」として機能します。また、着替え終わった後の乾いた下着を入れておき、着替え後に濡れた水着と入れ替えるといった使い方もスムーズです。
水着入れを代用する際のメリットとデメリットを比較

100均アイテムを水着入れとして代用することは、コスト面で非常に魅力的ですが、専用品ではないがゆえの弱点もあります。メリットとデメリットの両方を正しく理解した上で使用することで、トラブルを防ぎ、より快適に活用することができます。ここでは、代用品を使う際の良い点と注意点を整理します。
コスパ最強!安価で手軽に買い替え可能
最大のメリットは、何といってもその安さです。スポーツブランドの防水ポーチは1,000円〜3,000円ほどしますが、100均なら文字通り110円(一部商品は220円〜)で手に入ります。浮いたお金で、少し良いゴーグルを買ったり、プールの利用料に回したりすることができます。
また、水着入れは湿気がこもりやすく、長く使っているとカビが生えたり、独特の臭いがついたりすることがあります。高価なバッグだと捨てるのに躊躇してしまいますが、100均アイテムなら「汚れたらすぐに買い替える」という使い方が気軽にできます。衛生面を常に清潔に保ちたい方にとっては、この「買い替えやすさ」は大きな利点と言えるでしょう。
専用品に比べると耐久性は劣る場合も
一方で、デメリットとして挙げられるのが耐久性です。専用のプールバッグは、塩素への耐性や、繰り返しの開閉に耐える頑丈なファスナー、厚手の生地を採用しています。しかし、100均の文具ケースやキッチン袋は、本来「濡れた重い水着を入れて毎日持ち運ぶ」ことを想定して作られていません。
そのため、使用しているうちにファスナーが噛み合わなくなったり、ビニールの角が破れてきたりすることがあります。特に、パンパンに詰め込みすぎると破損のリスクが高まります。「あくまで代用品である」ということを意識し、破損の兆候が見えたら早めに交換することが大切です。耐久性を求める場合は、ダイソーの「レジャー用防水バッグ(ドライバッグ)」のような、比較的頑丈な作りものを選ぶと良いでしょう。
完全防水ではないアイテムへの対策
先述した通り、100均アイテムの多くは「完全防水」ではありません。特にファスナーテープ(布部分)や縫い目は水の逃げ道になりやすい箇所です。「防水だと思っていたのに、カバンの底が湿っていた」という失敗はよくあります。
このデメリットを解消するためには、「二重構造」にするのが最も効果的です。例えば、「水着をキッチン用のポリ袋に入れて口を縛り、それを可愛いスライダーポーチに入れる」といった方法です。また、吸水性の高いセームタオルで水着を包み込んでから収納するのも、水漏れを防ぐ良いテクニックです。ちょっとした工夫で、専用品に負けない安心感を得ることができます。
サイズや形状の選択肢が限られる
専用のスイムバッグは、水着、タオル、ゴーグル、シャンプーなどが定位置に収まるようにポケットが設計されていたり、底が独立して靴が入れられたりと、水泳に特化した作りになっています。しかし、100均の代用品は基本的に「ただの袋」や「ポーチ」であることが多いです。
そのため、荷物が中でごちゃごちゃになったり、濡れたものと乾いたものを分けるための仕切りがなかったりします。これを解決するには、複数のポーチを使い分ける「小分け収納」がおすすめです。ゴーグル用、水着・タオル用、スキンケア用とポーチを分けることで、専用バッグ以上の整理整頓が可能になることもあります。
100均アイテムを長持ちさせる使い方とメンテナンス

せっかく見つけた便利な100均アイテムも、使いっぱなしではすぐにダメになってしまいます。特にプールで使用した後は、塩素を含んだ水分が付着しているため、適切なケアが必要です。ここでは、代用した水着入れを清潔に、そして少しでも長く使うためのポイントをご紹介します。
使用後は必ず洗浄・乾燥させる
プールの水には消毒用の塩素が含まれており、これが素材の劣化を早める原因になります。また、濡れたまま放置すると雑菌が繁殖し、嫌な生乾き臭や黒カビが発生してしまいます。これを防ぐためには、帰宅したら必ず水着と一緒に袋もメンテナンスしましょう。
基本は「真水でさっと洗い流す」ことです。その後、タオルで水分を拭き取り、裏返してしっかりと乾燥させます。特にジッパー部分の溝や、袋の角(隅)には水分や汚れが溜まりやすいので注意が必要です。スライダーパックやフリーザーバッグの場合も、使用ごとに中を拭いて乾かすだけで、持ちが格段に良くなります。
詰め込みすぎないことが破損を防ぐコツ
100均のビニールポーチやスライダーケースが壊れる原因の第1位は「詰め込みすぎ」です。水を含んだ水着やタオルは、乾いている時よりも体積が増え、重くなります。これを小さなケースに無理やり押し込んでファスナーを閉めようとすると、スライダーが外れたり、ビニールが伸びて裂けたりしてしまいます。
「もう少し入るかな?」と思っても、腹八分目にしておくのが長持ちの秘訣です。もし荷物が多い場合は、無理に一つにまとめようとせず、サイズ違いの袋を2つ用意するか、ワンサイズ大きなマチ付きのバッグを選ぶようにしましょう。余裕を持たせることで、袋にかかる圧力が減り、結果的に長く使い続けることができます。
カビ対策にはアルコール除菌も有効
しっかり乾かしているつもりでも、梅雨時期や湿気の多い季節は、どうしてもカビのリスクが高まります。特にビニール素材は通気性がないため、一度カビが生えると除去するのが大変です。
そこでおすすめなのが、定期的なアルコール除菌です。乾燥させた後、キッチン用のアルコールスプレーを染み込ませたティッシュなどで、袋の内側をさっと拭いておきます。これにより雑菌の繁殖を抑え、清潔な状態をキープできます。ただし、素材によってはアルコールで変色する場合もあるので、最初は目立たない場所で試してから行うと安心です。100均アイテムだからこそ、こうしたひと手間を加えて大切に使うことで、愛着も湧いてきます。
熱に弱い素材には注意する
ビニール製品(PVC)やEVA素材は、熱に弱いという性質を持っています。夏場の車内に放置したり、乾燥させようとしてドライヤーの温風を当てたり、浴室乾燥機の近くに置いたりすると、変形して溶けてしまうことがあります。
一度変形したビニールは元には戻りませんし、防水機能も損なわれてしまいます。乾燥させる際は、直射日光を避けた風通しの良い日陰で干すのがベストです。また、サウナの中に持ち込む際も、高温になりすぎる場所には置かないように注意しましょう。
まとめ:100均(ダイソー・セリア)を賢く使って快適な水泳ライフを
今回は、ダイソーやセリアといった100円ショップで手に入る、水着入れや防水バッグの代用品について詳しく解説してきました。高価な専用バッグでなくても、選び方と使い方次第で、十分に快適な水泳環境を整えることができます。
機能性を重視するなら、ダイソーの「レジャー用防水バッグ(ドライバッグ)」や「ビニールネットケース」がおすすめです。一方、デザインや可愛らしさを求めるなら、セリアの「スライダーパック」や「はっ水ポーチ」が活躍するでしょう。そして、どのアイテムを使う場合でも、詰め込みすぎないことや、使用後の乾燥ケアを心がけることが、長持ちさせる秘訣です。
水泳は継続することが何よりも大切です。道具にかけるコストを賢く抑えつつ、自分好みのアイテムを見つけて、楽しみながらプールに通ってくださいね。ぜひ次回の買い出しで、お近くの100均をチェックしてみてください。

